12月26日(土)
神戸【三宮 鍼灸・整体院 ひわたし)】の樋渡です
いつもありがとうございます♪
眼精疲労や目の乾き、視力の低下、などの方がとても増えていますね。
情報を目から得る機会が増えている
現代に生きるには必ずついてくる問題ですよね。
この問題、多くは涙が出ていないことにより
ドライアイになり、結果として起こっていると思っていませんか??
しかし
それは思い込みですよ。
目にとって一番大切な栄養素は実は『酸素』なんです!
目の角膜から取り込まれる酸素
と
呼吸によって吸い込まれる酸素。
この二つの酸素摂取経路をしっかりと確保してあげるのが
何より重要なんですね。
コンタクトレンズを使用するときに、酸素の透過性というワードを聞いたことは
ありませんか?
角膜は酸素によって新陳代謝を行っているのですが、
この角膜には血管が通っていないんです。
つまり、角膜自体が涙を介して直接外気から酸素を取り込む必要があるんですね。
その角膜がコンタクトレンズによって塞がれてしまうと、角膜自体の酸素が取り込めなくなり
代謝が行われなくなる為、感染症になったり、角膜が分厚くなって視界がぼやけて見えてしまいます。
しかも、角膜には血管が無い為、一度悪くなった角膜細胞は
回復しにくいと言われています。
症状が出てからでは遅いので適度にメガネを使用するのが
角膜の酸欠には何より有効なんですね。
ですが、メガネであれば目が疲れない訳ではありません。
それには
もう一つの酸素摂取経路である肺からの呼吸が関係しています。
目には毛様帯筋、水晶体というピントを合わせるのに重要な器官があります。
この毛様帯筋も筋肉なので、酸素が上手く回ってこないと栄養不足になり疲労し硬くなります。
すると、ピントを合わせようとしても筋肉が硬くてピントが合いづらいことによって
よりモノを見るときに目の筋肉を疲労させてしまい視力低下に繋がります。
なので、眼精疲労によって、実際の視力よりもモノが見えにくいという現象なんかも現れます。
水晶体自体も、酸素が行き届かないことにより硬くなり代謝が行われにくくなるため
濁ってきてしまいます。これは白内障と言われています。
つまり、目に十分な酸素が行き渡るように呼吸をしっかりと行えるようにする事が
目をケアする為には必要なんです。
十分な呼吸には姿勢がキモです!
ですが
近年はパソコン、スマートフォンなどの影響、日本人の運動量の低下もあいまって
姿勢が悪くなってしまい、肺が十分に膨らめずに酸素欠乏になってしまっている状態が
多くの目の症状を訴える方に見受けられます。
姿勢の悪化は首、肩だけでなく、アゴや目の周りの筋肉、表情筋にも影響をあたえて
しまいます。
これらの影響でさらにモノが見えにくいと感じるようになり、
ますます目の状態が悪化してしまうことが多いです。
目の症状が気になる方は、眼球のケアがもちろん、
体全体に影響をあたえてしまう姿勢を見直すことも考えられる事をお勧めします。
鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修