リウマチじゃないかと心配【朝の手のこわばり】50代女性

7月27日(金)

神戸三宮各駅から徒歩6分 鍼灸・整体院 ひわたしの樋渡です。
いつもありがとうございます♪

 

先日お越しの50代の女性患者さん。
朝の手のこわばりについてご相談を受けました。

朝は手のこわばりがあり、握ったまま指が開きにくくなっているとのことです。
お母さんがリウマチなのだそうでご本人ももしかしてリウマチなのでは?と心配されているとのことです。

関節リウマチは慢性的に関節に炎症がおき、痛むだけでなくだんだんと関節の形が変わってしまう病気として知られています。

その初期症状は

・朝おきてから30分以上関節がこわばっている。
・体がだるい、微熱が続く、つかれやすい。
・朝手の関節、肘、膝が痛んで少し腫れている。
・貧血の症状がある。

などがあげられます。

病院を受診するきっかけは手の関節にこわばりがみられる場合が多いのですが、特徴として両手の指先から2番目、3番目の関節にこわばりが現れます。

しかし、上記の項目はリウマチ以外でもよくみられる症状なのでなかなか血液検査をしてみないことには見分けがつきません。(血液検査ではリウマトイド因子があるかないかを調べます。)

リウマチは早期の治療で症状の進行を止めることができますので疑いのある方にはしっかりと内科、もしくは整形外科での検査をしてもらうようにお話しています。

10年ほど前ならばリウマチと思われる指の関節変形がある方を見かけることもあったのですが、最近はお薬がよくなって関節の変形まで症状が進んでいる方をみることも少なくなりました。

こちらの女性患者さんの場合は朝に指がこわばることのみで、他の症状がなかったこともあり受診を強くは勧めていませんが検査を受けることは安心材料として十分に大切なことですよとお話しました。

WHO(世界保健機構)では鍼灸治療の適応症として関節リウマチに効があると発表されていますが、これはお薬との併用治療を前提に発表されています。

関節リウマチはしっかりとケアする必要のある病気です。関節の変形も痛みも早期の発見で抑えることが大切です。病院での治療と鍼灸治療との併用しての症状の改善やだるさや疲れやすさの治療を当院ではおすすめしています。

 

それでは今日も健やかにお過ごしください♪

 

鍼灸師・柔道整復師 樋渡聰介 監修
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