ストレートネック【接骨・整骨院、整体院、整形外科、形成外科、鍼灸院は何が違うの?】

【三宮  鍼灸・整体院 ひわたし】の樋渡です
いつもありがとうございます!

【ストレートネックはどうしたら治るんですか?という質問のお答え】

という内容の記事を先日書いたのですが、

ストレートネックだとよく肩こり、首こりなどが起こると言われていますね。

 

『あまりにも症状がキツい!自分ではどうにもならない!』

と思った時に、さてどこの誰にこの症状を診て貰えばいいのかな・・・?

 

と思われる事になると思いまして今回は紛らわしいネーミングだけどそれぞれ役割が違いますよ。という内容を書いておこうと思います。

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1.接骨院・整骨院

接骨院、整骨院、表記の違いはありますが、これは同じ役割の医療機関です。

骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(筋肉のケガ)の受傷して早い期間に限り、ケガの処置(手当て)をしてもらうところです。元々は『ほねつぎ』と言われていた業種になります。

 

柔道整復師法という法律のもとに、専門機関で3年間勉強して国家試験に合格した柔道整復師という国家資格保有者が常勤しています。柔道整復師はお医者さんではありません。柔道整復師という独立した業種なのです。

 

もともとほねつぎはケガの治療を職種としてやっていたので、戦後の医療機関が行き渡っていない時期にケガを診て貰える機関として国から認められたのが始まりです。

なので、ケガという限定性はありますが健康保険を扱うことが許されています。

 

しかし、レントゲンを撮ることや診断権(病名を決定できる)はなく、治療も限られた範囲でしか認められていません。なので治療と言わず施術と言うようになっています。

 

ケガの処置や再度のケガを予防する為に体全体を把握しておく必要があり、結果的に肩こりや慢性腰痛に対する処置の知識や技術を持っておられる先生も多いです。

もちろんストレートネックからの肩こりや、ストレートネックを治す知識や技術をお持ちの先生もいます。

しかし

肩こりはケガとは認められていませんし、ストレートネックはケガでも急性期でもありませんのでこれらを健康保険を適応させた施術目的とする事は法的には認められていません。

つまり、肩こり、慢性腰痛、ストレートネックの施術は健康保険適応外で自費での施術となります。

 

 

2.整体院

接骨・整骨が国家資格が無ければできないのに対し、整体院は法的に縛りがなく何の資格もない方でも行えます。

なので、専門機関などでの修学の義務がないのでケガなどの処置は行うことができませんし健康保険も取り扱う事はできません。

いつも整体院に通っていて今朝、足首を捻ってしまったから整体院で診て貰う

という事は法的にできない事になります。医者か柔道整復師以外がゲガを診る事はやってはいけない事になるのですね。

なので、あくまで『癒し』を提供する処と定義されています。

いわゆる民間療法と言われる部類のモノが多いですが、古来から伝わる整体術や、アメリカではドクターの権限を持つカイロプラクティック(日本ではカイロドクターは認められていません)、気功士やアロマオイルセラピー、エステティシャンなどのセラピストと呼ばれる方たちが整体院を行っています。

人の体に対する知識も、人によってまちまちで、とても勉強されて医者並みの知識のある方もいれば、3日ほどの院内研修で仕事をされる方もいますし、神の手『ゴットハンド』と言われるようなカリスマな方もいます。

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3.整形外科

こちらはドクター、『お医者さん』です。

日本医療界の最高峰に位置付けられていますので、レントゲンもMRIも病名を決める診断権もあり、薬を出す処方箋を書くことができるし注射も手術も出来ますね。もちろん、健康保険を扱う事も許されています。

 

しかし、健康保険内での治療には限界があり、肩こりや腰痛、ストレートネックに対する処置は根本ではなくシップ薬や痛み止めなどの対処療法とならざる終えないところもあるようです。

 

根本治療といえば、ドクターの場合は手術で肩こりやストレートネックを治すという風に想像するかも知れませんがボクは聞いた事がありません。

 

命に関わる場合や痛みなどで生活が困難に陥っている場合を除いて、むやみに手術をする事はなく肩こりやストレートネックに対しては対処療法で電気治療や温熱療法などの物療といわれるリハビリ内容で通院してもらい、痛くなったりつらくなったらまた痛み止めを出すというのが一般的のようです。

 

整形外科医の先生は、手術は最終手段と捉えて、自宅体操や姿勢など生活の注意点から根本的に何とかするアドバイスをくれる熱心な先生もおられます。

 

4.形成外科

さて、皆さんこちらはあまり聞きなれないかも知れませんね。形成外科は整形外科とはまた違います。

形成外科も形成外科医というドクター『お医者さん』です。

お医者さんとは言え、メインは痛みの治療ということではなくその後の治療がメインになります。
ケガ、やけど、顔面の骨折、あざ、腫瘍、先天異常、皮膚潰瘍、がんの切除・再建、乳房再建および美容医療などの傷や変形をきれいに治すことを主な目的として診療をされています。

 

事故や手術で痛みや機能は回復したが傷跡の見た目が痛々しく残ってしまう場合、傷跡が残らないようにしてくれたり、誤って事故で指を切断してしまった場合などに他の専門医と共同して神経が再生してまた動くように、しっかり動きやすくなるようにとと繊細な医療をしてくれます。

名前があまり知られていませんし、ストレートネックを診てもらうことはないかもしれませんがもしもの時には覚えておきたいですね。

 

5.鍼灸院

最後に鍼灸院についても書いておきます。

鍼(はり)とお灸を使って体の回復力を上げる事で様々な症状にアプローチしてくれます。現代医学が伝わるまでは、医療の一旦を担っていたので一般的な医療行為でした。

 

なので、肩こり、腰痛などの関節のトラブルだけではなく、風邪、頭痛、胃腸のトラブル、鬱症状、神経痛、などの適応症状が広く、WHO(世界保健機構)からも効果的と認められています。

 

鍼灸師は3年間の専門教育機関からの教育を受けた後に国家試験に合格した者に与えられる国家資格です。

国家資格なので、あんま・指圧・マッサージ師はり師きゅう師法という法律でくくられています。

東洋医学という神秘的で怪しいイメージも強いと思いますが国から認可されている資格なので全く怪しいくはないのですけどね。(笑)

中国では中医師というお医者さんで病院で活躍していますし、日本でも現代的なアプローチ法として筋肉や神経などをベースに考えて病院で鍼治療を行われている鍼灸師の方も多いです。アメリカやヨーロッパでも医療現場で研究されドクターが鍼治療を実践しています。

世界からみて日本全体が東洋医学や鍼灸に対する懐疑的な傾向が強いのは意外だそうです。

ストレートネックからの肩こりなどにも対応している鍼灸師は意外と多くおられます。

水滴

肩こりやストレートネックなどでお悩みならばぜひご自身の症状や目的、ライフスタイルに合った『院』を見つけられる事をお勧めします。

 

もちろん私もお力になりますのでストレートネックからの肩こりと言われた方、頭痛の原因は首の問題であると言われたことがある方はご予約くださいね。

 

 

それでは今日も健やかにお過ごしください♪

 

鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修

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