【冷え性のくつ下重ね履きの3つのポイント】

12月21日(月)
神戸【三宮  鍼灸・整体院 ひわたし】の樋渡です。0d9306f2bb28f053768c548130672f01_m
いつもありがとうございます♪

寒くなると毎年

靴下を二重ではく、 更に重ねて三重で履く方もおられるようですが

ここだけは押さえていておきたい3つのポイントを今日はお伝えしますね。

【くつ下重ねはきの3つのポイント】

ポイント1   靴下をはく前にしっかり足を温める。

靴下は保温が主な目的なので、温かい足が冷たくなりにくくしてくれるものです。

靴下は魔法瓶みたいなものですので、足が産熱しなければ何枚はいても冷たいままです。

くつ下をはいたから体温が上昇するという仕組みではありません。

なので冷たい足の状態ではくよりも温めてからの方が効果的なんですよ。

ポイント2  一枚目は天然素材にこだわる

重ねる時も一枚で履く時もなるべくなら地肌に触れるくつ下は天然の素材がいいですね。

シルクや綿、ウール、麻などの100%のものをおススメします。

そしてその上から化学繊維(アクリル、ポリエステル、ナイロンなど)の
素材のモノを履くといいと思います。
なぜなら、足は意外と汗をかいています。
通気性がないゴム長靴は蒸れると言われるのはそのためですね。
それだけ汗をかいているのなら、靴下だって吸水率がいいものがいいですよね?
化学繊維の多くは吸水性が良くありませんので、汗をかいた足はいつも少し濡れた
ようになってしまいます。急な夏の夕立などで体が濡れると体温が水分に奪われて寒く感じますよね。
そして、水分は蒸発する時に熱を奪って行きますので
身体の表面が湿っていたり濡れている状態よりも

濡れていない、湿っていない状態の方が温度を保ちやすいのですね。

天然素材のもの、特に絹なんかは『生きた繊維』といわれるほど吸水性もあり、
乾燥を防ぐ保湿も気温に合わせてしてくれます。

ポイント3  重ねるのは3枚まで!五本指靴下はゆるくはく!

重ねてはく くつ下の枚数は2~3枚までにしておきましょう。
4~5枚はく健康方もありますが、上半身にたくさん上着を着ても動きにくいのと同じで

足でも動かしにくいというだけで、動かそうとしなくなるので血行はいつの間にか悪くなります。
そして、

三枚以上だとくつ下自体の圧迫と締め付けによって

余計に毛細血管などの細い血管は血流が悪くなります。

五本指の場合ですが、『ゆるく』というのは

なにも余るほどゆるくとか、ワンサイズ大きめをはくとかじゃないですよ。
ぐいっとぴっちり引張ってはかないようにしてほしのです。
少し指が動くゆとりを持たせて欲しいという事なんですね。
そうしないと、足の指が一本一本引張られてしまい
地面から指が浮いた状態になりやすいのですね。
そうなると、足の指のしなりが使われなくなるので、歩く時に足の裏に力が入ってしまい

足の指が動かされない状態になることで

足の毛細血管の血流が悪くなってしまいます。そして冷えを感じやすくなるんですね。

しかし
足の指を一本一本おおっているので保温効果は確かに高いです。
なので、愛用者の方はピチッと引張り過ぎないように気をつけてくださいね!

まとめ

・普通に履く、重ねて履く、どちらにせよ、足を温めてから履きましょう。

・足の地肌に着く素材は天然素材(絹、綿、麻この順に高品質)にしておく。

・くつ下の重ね履きは3重までにして、五本指くつ下は指にゆとりを持たす。

足が冷えるからくつ下の重ね履きをするのはわかりますが、
足の裏や足指の血行を良くする軽い運動を続けて行くと
毛細血管の本数が増えて足自体の産熱力を高める事ができますので
やってみるのも良いのではないでしょうか。

鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修

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