2月24日(金)
三宮 鍼灸・整体院 ひわたしの樋渡です。
いつもありがとうございます♪
『座っていたら何とも無いのに立っていたり、歩いていると腰に痛みやしびれを感じてしまう』そんな腰痛もあるんですよ。
朝、仕事に行こうと駅まで15分ほど歩いているとだんだんと腰に痛みを感じてきて、そのまましばらく歩くとしびれも出てきて足先までしびれてきてしまう。
通勤の満員電車で立っていても腰の痛みが出てきて、お年よりや妊婦の方に申し訳ないと思いながらも誰かに席を譲ってもらえたらなぁ~と、座りたい気持ちに罪悪感を持ってしまっているかもしれません。
やっとの思いで会社について自分のデスクに座ると、さっきまでの腰の痛みやしびれがウソのように無くなる。ほっと一安心して気持ちを切り替えて仕事に集中して昼休みに歩きだすとやっぱり痺れと痛みが出てきてしまって「あぁ、やっぱり治ってなかった・・・」とガッカリしてませんでしょうか?
何度もこんな事を繰り返していると、もうこのまま治らないんじゃないかとさえ思ってしまっているかもしれませんね。
何が問題なのかわからないと、どうすればいいのかもわからずに不安だけが大きくなってしまうと思います。せめて原因がはっきりわかれば気分も少しは違うかもしれませんね。
【病院では 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)と言われていませんか?】
もしかしたら原因と治療の方法を教えてもらおうと病院へ行って、画像検査を受けてみるとお医者さんから『腰部脊柱管狭窄症』と診断を受けるかもしれません。
名前を聞いただけではよく解らないけど、とにかく悪い状態なんじゃないか?と思ってしまうかもしれませんが、まずはこちらの研究データをご覧ください。
高性能の画像診断の普及によって1990年代から脊柱管狭窄症が増加したが、100名の脊柱管狭窄症患者(平均年齢59歳)の臨床症状と画像所見(単純X線撮影・脊髄造影・CT)を比較した結果、両者間に関連性は見出せなかった。http://1.usa.gov/RxEUW4
脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が加齢による背骨の変形によって狭くなってしまい、神経が圧迫されることで足のしびれや痛みなどの症状を出すという病気です。
特徴的な症状では「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と言われる症状で、しばらく歩いていると足がしびれ痛くなり歩くのも困難になるが、休憩するとまたしばらく歩けるようになるというものです。
ほかには、自転車は問題なく乗れるたり、座っている分には痛みもしびれもない。でも腰を反らすと痛みやしびれが出ます。
脊柱管狭窄症にはこれらのような症状があるのですが、この症状と脊柱管の画像所見との関連性が見られなかったという研究データなんですね。
つまり、症状が同じでも原因が背骨ではなく別にある場合も十分にあるという事です。
そして、背骨といった骨以外でその原因となると、筋肉もしくは神経のトラブルと考えられます。
血液循環の悪くなった硬い筋肉が、歩くことによって血液不足になり酸素が足りなくなること、その筋肉に向う神経も周囲の血液を筋肉に使われてしまうので血液不足になり、痛みやしびれを感じさせると考えられます。
なので、血行を良くして筋肉や神経に血液を十分に送る事ができれば痛みが出ることもなくなってきます。
【しっかりと血行を良くしてあげましょう】
痛みやしびれが血液の不足による筋肉、神経からのものであるならば、血液の循環を良くしてあげる事が重要になってきます。
入浴や軽い体操など、出来る範囲のことから無理なくしてゆくことが大切になってきますが、筋肉の血行の問題であるならば、当院で行っているような整体や鍼灸がお役に立てるかもしれませんよ。
◎整体治療
歩くときのみの腰痛の場合、多くは腰周りの筋肉、お尻の筋肉に負担がかかってしまいカチカチに硬くなってしまっています。痛む場所の局所的な治療も重要ですが、それだけでなく全身のバランスを整え、血行をよくして体の回復する力自体を発揮しやすくることが必要になります。
痛みが腰から足にかけてならば、姿勢の問題もあるので上半身とのバランスも大切となります。
◎鍼灸治療
腰から足の筋肉の治療と共に古来より伝わる東洋医学的な経絡やツボを使った「体全体を一つと観る」という考え方をベースに原因に対応したツボを使った鍼灸治療も行っています。
鍼灸には血液の循環を促進させる作用の他にも、鎮静作用もあるので痛みを鎮めてくれる作用もあるんですよ。
整体も鍼灸も体の血行を良くすることで回復力をアップさせることを目的として開発された施術方法ですから血液循環の問題からの腰の痛み、足のしびれに効果を発揮してくれますよ。
しかし、中には本当に脊柱管に問題があり、手術が必要なケースもあります。
・筋力の著しい低下
・排便、排尿の障害
・生活する事が困難なほどの痛み
などがある場合はより精密な検査を受ける必要がありますのでこういった症状が出ている場合は独自の判断ではなく病院での精密な検査を受けるようにしてくださいね。
それでは今日も健やかにお過ごしください♪
鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修
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