熱中症予防【スポーツをする子供に飲ませたい最適なスポーツドリンクの選び方】

7月26日（木）

神戸三宮各駅から徒歩６分 鍼灸・整体院　ひわたしの樋渡です。
いつもありがとうございます♪

観測記録を更新するような暑さで8月を前に熱中症のニュースを毎日のように見聞きする日が続きますね。

スポーツをするお子さんをお持ちの方は毎日心配なのではないでしょうか？

熱中症を防ぐためにスポーツドリンクを積極的に飲ませているお父さんお母さんもおられると思いますがスポーツドリンクはたくさんの種類がありますよね。

正直なところ、どれがどう違うのかなんて分からないという方も多いのではないでしょうか？

お子さんの好みの味やＣＭのイメージなどが選ぶ決め手になっているかもしれませんね。

実は同じスポーツドリンクでも利用シーンによって使い分けた方がより効果的に熱中症を予防できるんですよ。

今回はそんな

『スポーツをする子供に飲ませたい熱中症予防の最適なスポーツドリンクの選び方』

について書いておこうと思います。

この暑い中でもスポーツを頑張っているお子さんのためにもぜひ最後まで読んでベストなスポーツドリンクを選んであげてくださいね。

【水分吸収が遅いといがポチャポチャに】
私も学生の頃は真夏の部活で大量に汗をかきながらスポーツをしていました。

当時は休憩時間だけが水分補給のタイミングでしたのでむせ返るほどの勢いで飲んでいた記憶があります。

しかし水やお茶、スポーツドリンクをたくさん飲むと胃がチャポチャポしてその後の練習が苦しくなってしまうので、もっと飲みたくても少しガマンするようにしていました。

しかし、最近の暑さではそれを嫌うよりも水分をしっかり補給しておかないと熱中症になってしまうリスクが高くなります。

でも、できれば胃がチャポチャポせずに水分をしっかりと補給できる飲み物を選びたいところです。

それにはいかに水分を体に早く吸収させるかをコントロールすることが大切になってきます。

知っておくべきポイントは3つ【水と塩と糖のバランス】

○糖質と塩（ナトリウム）のバランス

熱中症の予防には水分の補給がかかせませんが、水だけではなく糖質と塩分も同時に取ることが大切です。

水分補給と塩分の関係はここ数年で知られるようになりましたが、糖質も同時に取らないとかえって水分の吸収を遅くさせてしまいます。

スポーツドリンクの成分表には塩分をＮa(ナトリウム)、糖質を炭水化物と表記しているものもありますので選ぶときに迷わないようにしてくださいね。

厚生労働省の熱中症診療ガイドライン（2015）には

1L の水に 1 から 2g の食塩と砂糖大さじ 2 – 4 杯（20 – 40g）の糖分を加えたものが効率よく水分を吸収でき有効な予防になる。市販の飲料水であれば Na 量を 100mL あたり 40-80mg 含んだものが適当である。

と記載されています。

熱中症の予防の水分と塩分の補給には、糖質は2～6g/100mL、塩分であるナトリウムは40～80mg/100mLが望ましいということですね。

スポーツドリンクの塩分濃度はこれにあわせてコントロールされていて、100mLでナトリウム40mg以上のものが多くなっています。

そして、糖質や他の成分の濃度によってアイソトニック飲料とハイポトニック飲料に分かれます。

○アイソトニック飲料
糖質が約4～6％含まれていて、血液や体液と同じ浸透圧なので水分の吸収はゆっくりですが糖質の吸収は早くなるのでエネルギーの補給をすばやくしたいときに向いています。

つまりは運動の前や大量に汗をかかない運動時の水分と糖質補給に向いていることになります。

ポカリスエット、アクエリアス、ゲータレードなどはアイソトニック飲料となります。

○ハイポトニック飲料
糖質が約2～3％含まれているもの。体の浸透圧よりも低いのですばやく水分を吸収できます。
大量に汗をかく運動中の水分補給に向いています。

しかし、特性で糖質が少なくて味がうすくなってしまうのでお子さんの受けは良くないかもしれませんね。

スーパーＨ２Ｏ、アミノバイタル、ポカリスエットイオンウォーターなどはハイポトニック飲料となります。

【真夏のスポーツをする際には】
真夏にスポーツをする子供に飲ませたい熱中症予防の最適なスポーツドリンクの選び方としては

運動中や運動直後は水分の吸収の早いハイポトニック飲料を、運動の前後1時間ほどなら水分とエネルギーとなる糖質の補給でアイソトニック飲料がおすすめです。

これでシーンに合わせた熱中症予防に最適なスポーツドリンクの選び方が分かっていただけたかと思います。

使い分けのポイントを知ってどのシーンならアイソトニックなのか、ハイポトニックなのかをベストチョイスして
熱中症からお子さんをしっかりと守ってご自身の予防もお忘れないようにしてくださいね。

それと、もしも熱中症かな？と思ったらとにかく近くにある水分を何でもいいから飲んで体を冷やすことがファーストチョイスであることは忘れないようにしてくださいね。

それでは今日も健やかにお過ごしください♪

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