【49歳　女性　20年以上の腰痛（ヘルニア、すべり症）】

投稿日 2016年1月9日
著者 cure-hiwatashi
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カテゴリー腰痛症例

12月9日（土）
神戸【三宮　鍼灸・整体院　ひわたし】の樋渡です
いつもありがとうございます♪

当院には様々な症状の方が来院されますが、同じような症状で苦しんでおられる方にも
希望をもってもらいたいと思いご紹介します。

【掃除機をかけた後でも腰がラクに伸ばせるようになりました！】

20年以上前からの腰痛（分離すべり症、椎間板ヘルニア）49歳女性　看護師

【経緯】

20年以上前から慢性的に腰痛は感じていたが18年前に腰椎分離すべり症、10年ほど前に腰椎椎間板ヘルニア
だとＭＲＩで診断されて、

『すべり症やヘルニアならこんなもんか』と痛みがあることが当たり前になっていたそうです。

それからギックリ腰も何度も経験しているが、そのたびに、痛み止めの注射や休養、湿布薬で対処してきたそうです。

今回の腰の痛みも1ヶ月前から悪化してきていたが、『今回も何とかなるか』と思って過していたそうなのです。
しかし、趣味のマラソンから足底筋膜炎になり、歩き方がいつもと変わってしまった事で来院一週間前に更に悪化してしまい、
歩く、立ち、座りの動作が痛みで困難になってしまったそうです。

その様子を見かねて、友人である当院の患者さんに車で運んでもらい何とか来院されました。

【来院時】

来院時はかなりつらそうで、歩くのもゆっくりゆっくり、そろりそろりと言う状態で少し前傾姿勢を保ち、
足が床からほとんど上げられない様子でとても一人では来れなかったのだろうなという感じでした。

座ったり立ったりで痛みがきつくなるので、立ったまま受付カウンターで問診票にお名前とご住所だけ記入して頂き
治療室にゆっくり移動後、そのまま立ったまま問診させてもらいました。
そのまま立った状態で骨盤のゆがみをチェック後、前屈、後屈、回旋の動きを確認し
立った状態でできるだけ骨盤のゆがみを取ってから
ゆっくりベットに寝てもらいました。できるだけゆがみを取ってから動いてもらったのでスムーズに
寝てもらう事ができました。

【治療】　整体・骨盤・股関節の矯正

（治療方針）

長年の腰痛から、前かがみの状態に姿勢が崩れてしまっており、それが腰痛の慢性化の原因になっているのですが
今の強い痛みはそこから更に足底筋膜炎によって歩き方が変わり慣れない方向に骨盤がゆがんでいる事から来ています。
今回は痛みを鎮静させる事が優先と考えて姿勢の改善よりも痛みが悪化する前の骨格の状態にまずは戻すことにしました。
痛みを鎮静化させるには鍼とハイチャージが適していると思いましたが、整体も鍼もこちらの患者さんは受けた事がなく、
治療に対しての不安をこらえて来院されているのでなるべく心理ストレスの少ない方向で考えて
今回は手で行える方法に限定して治療しました。

（内容）

殿筋の緊張（硬さ）がかなり強く出ていましたが、この硬さが今回の痛みの原因ではなく、太ももの後ろ側の筋肉が硬く
なっている事で骨盤のゆがみがきつくなり筋肉の位置がずれて痛みが強く出ていると考え、太ももの筋肉をゆっくりと緩めて行きました。

筋肉を正常な状態にしてから、骨盤のゆがみをソフトに整えて次に股関節を動かしてしっかりと足を上げて
歩ける事を狙って矯正しました。それによって殿筋も緩み、太ももの裏も更に緩みました。

足底筋膜も疲労のために硬くなり、痛みが出て今回の強い腰痛に繋がったと考えられるので両足の疲労も取るように
足裏の関節をソフトに矯正し、やふくらはぎの緊張も取っておきました。

最後に前傾姿勢がきつくならないように首と肩の筋肉の調整をして
上半身のバランスが取りやすくなるようにして施術を終了しました。