神戸三宮各駅から徒歩6分 鍼灸・整体院 ひわたしの樋渡です。
先日来院された30代の男の患者さん。
右手首の痛みで仕事ができずにお困りでした。
痛みの悪化のきっかけは仕事でのパソコン仕事。
毎日、一日中テンキーで数字の入力をされているそうです。その作業中は姿勢もずっと同じで肩や首もこってくるのですが、何よりも右手首の痛みが強くなってきてしまうとのことです。
コップを持つのも痛くなってしまった
痛みで作業を中断しないといけないほどの日もあったそうですが『仕事なのでがんばらないと!』とずっとガマンしてきたそうです。しかしとうとうカバンを持つこともできなくなるくらいまで悪化してしまったようです。
仕事に対して本当にまじめに取り組んでいる方ほどこういった傾向は強くなります。
仕事をがんばっている方が体を痛めずにもっと楽に仕事ができるように、施術や体の使い方を通してアドバイスしてゆくことも治療には大切なことです。
しっかりと良くなってもらうためにお体の状態を確認させてもらうと、どうやら痛みの症状は同じ姿勢で同じ作業の繰り返しによって同じ筋肉ばかりをつかっているからと考えられます。
痛みがあるのは右手首の甲側で、手首を反らすと人差し指から薬指にまで痛みがひろがります。
パソコン作業以外にもカバンを持ったり、コップを口に近づけるのも困難な動作となっていました。右の手に重みが加わるだけで痛む状態です。
この症状なら手首に問題がおこっているのではないか?と手首の治療を今までは受けていたそうです。
手首の痛みの元は肩こりから
しかし、このケースの場合、本当の原因は手首や指にあるのではなく、腕の付け根の肩にあります。
手首の痛みが出る前から首や肩のこりはかなりあったそうなのですが、これも仕事柄仕方がないとあきらめてしまっていたそうで、特に治療はしてこなかったそうです。
肩こりは治らないと思ってしまっている方も多いようですが、腰痛と同じようにしっかりと治療と生活習慣のクセを見直すとよくなってくるものですよ。
肩こりと手首の治療は全く違うと思われる方もおられますが、かなり関係性が深くあります。
手首は首、肩、腕、と繋がって動いていますので、例え離れた場所でも別のものだと考えるわけにはいかないんですね。
パソコン仕事でも痛まない手首へ
こちらの男性患者さんは3回の施術で手首を反っても痛まないくらいまで回復してもらえました。
後は肩こりをしっかりと治療してゆけばパソコン仕事をガッツリこなしても手首の痛みは再発しないですむようになります。
しっかりと良くなって、もっと楽に仕事をしてもらいたいですね。
鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修
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