cure-hiwatashi【三宮鍼灸・整体院 ひわたし】の樋渡です
いつもありがとうございます！
最近当院に背中の痛みで来院される方が増えています。
その多くの方が、
『原因が猫背にある』
と、ご自身で感じて来院されています。
当院では猫背の矯正も行っているので、HPなどを見ての来院が多いんですね。
で、実際の体の状態は確かに猫背になっています。
そして、背中の筋肉も硬くガチガチになっています！
そこで、背中の筋肉を柔らかく緩めていくと、
背中が軽くなり痛みやコリ感はなくなります。
更に猫背の矯正を加えると
息がしやすくなり、『酸素がこんなに肺に入るとは思っていませんでした！』
というような感想をよく聞かせてもらっています。
背中の痛みを感じている方の中には、普段から呼吸のしづらさを感じている方も
いらっしゃいます。
ですが、それだけで治療を受けようと思う程のつらさでは無いので
そのまま何もしないでいるうちに背中の痛みへと状態が進行してしまいます。
実際に背中がツラくなってくる程のネコ背の場合、
肺の入っている上部の背中が丸くなり、圧迫されることで
肺が膨らまずに呼吸が浅くなっている状態がほとんどです。
そうすると全身の筋肉や内臓に酸素が十分に行き渡らないことになりますよね？
酸素は体に必要なエネルギー源です。
それが不足することは体が十分な機能を発揮できなくなるという事です。
十分な機能とは、体全体で言えば回復力になります。
つかれ、ケガ、病気、筋肉のコリなどを回復させてくれる自然治癒力ですね。
生き物の最大の機能は自然治癒力という優れた機能です。
これが落ちると回復力が十分に発揮されず
疲れやすい、疲れが取れない、体がだるい、風邪を引きやすい
などの体の不調が現れます。
ではその時、内臓の機能はというと
胃なら食べ物の消化活動や消化液の適度な分泌が行えなくなり
胃もたれ、胃痛、逆流性食道炎などに繋がります。
肝臓ならば血液循環量の調節や疲労物質のデトックス、アルコールの分解、
善玉悪玉コレステロールの調節、糖、脂質、タンパク質の代謝によるエネルギー生成
などの機能が低下しやすくなります。
筋肉の場合ならば
筋肉の回復力の低下（つまり、コリができやすくなります）から
痛みや引きつりが起こりやすくなります。
このように、背中の痛みが出てしまうような状態の方は
姿勢だけでなく、体の全体的な症状をあわせて持っている場合が多いです。
背中は大きな筋肉が全体を覆っていて、大きな力を発揮してくれるところです。
しかし
それが姿勢の崩れだけでなく、痛みも感じている程なのは体が疲れている証拠でもあります。
背中の痛みが感じられる時は、内臓の病気である場合も考えねばならない事ですので
ひどい痛みなら一度検査を受けてみるのもいいかもしれません。
もしそこで異常が無ければ、普段の疲れが出ていることになりますので
疲労をしっかり取り除き回復力をあげて、酸素が十分取り込めて体の機能が十分発揮できる姿勢の状態に
リセットされることをお勧めします。
それでは今日も健やかにお過ごしください♪
鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修
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