【逆上がりは脳とのギャップなのです】

10月3日(土)
【三宮 鍼灸・整体院 ひわたし 】の樋渡です!
いつもありがとうございます!

今日は天気が良くって気持ちがいいったらありゃしませんね!(笑)

診療の合間に日向ぼっこしに外に出ていたんですが、心地がいいので

公園で昼寝でもしたくなります。

こんな秋晴れの今日は、小学校などでは運動会が開催されている所が多いようですね。

ボクは子どもの頃、体育の授業の時に『何で無意味に運動しなけりゃいけないんだ??』

と、ずーっと思っていました。

なので、運動会は全く理解に苦しむイベントだったんですね。

でも大人になってから、体育の重要性に気がついたんですが・・・(笑)

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最近の子ども達の傾向として、筋力の低下が上げられるそうですね。

何でも、鉄棒の逆上がりが自然とできる子はかなり稀な人材のようです。

逆上がりを教える体操クラブなんぞがあるそうで、そこでみんな出来るようになるんだそうで。

何でしょうね~。このもの悲しい感じは・・・・。

ご両親のどちらかが教えればいいのでは??っと思ったんですが、ご両親もできないのだそう。

昔は出来たんでしょうね、でも出来なくなってしまっている。

小学生や中年期の大人が坂上がり出来なくなっているのは

筋力の低下という事で片付いていますが、実際にはちょっと違うと思います。

逆上がりに関してはコツがほとんどで、筋力はそれほど必要じゃいからなんですね。

じゃ、実際に何が必要なのかと言うと、『身体感覚』です。

コレは脳でイメージした通りにどれだけ身体が動いているかという事なんですね。

だから

身体感覚がズレてしまうと、昔できた事ができなかったり

頭で解っている事が実際に動いてみるとできなかったりします。

この身体感覚と、脳のイメージがガッチリとリンクした時に

『コツを掴んだ!』

っとなるわけです。

なので、コツを掴むまでは、脳のイメージと実際の動きのギャップを埋めてゆく必要があります。

これが練習です。

今はスマートフォンなどで簡単に動画や写真が撮れます。

なので、

もし逆上がりが出来ないとしたら、実際に練習を動画なり、写真なりを撮影してみて

出来ている子の動画などと比べて動きの違いを確認して

それを脳でイメージする。

そして、

そのイメージ通りに身体を動かせるように練習する。

このイメージと実際の動きのギャップさえ埋まれば、体操選手のような高等技術は無理でも

逆上がりくらいの運動ならば出来ると思います。

この脳と身体のギャップが普段から開かないようにしておくのが運動という事になります。

特に幼児期からの適度な運動は脳と身体の動きのリンクを強めてギャップが開きにくいようにしてくれています。

一昔前には子どもは身体を使って外で遊ぶのが一般的でした。

ドラえもんなんかでも、みんな『空き地』で野球やらゴム飛びやらしていましてよね。

しかし

今は外で遊ぶと変質者が出て危ない、親の目が届いてない所に行ってケガをする、

砂や泥で汚れて雑菌が気になる、などなど・・・

様々な事情で幼児期にしっかり身体を動かせていない場合があるようです。

結果的に、脳と身体のリンクが弱まり、小学生は坂上がりが出来ないという現状が起こっているのでは

ないでしょうか?

ボクの場合は運動嫌いなのがあってあまり運動はしませんでしたが、外で遊ぶことはよくしていたので

運動は苦手ですが逆上がりは余裕でできます。

2年ほど前にやってみましたができましたので、おそらく今でもできるでしょう(笑)

大人になってから出来なくなるのも、脳のイメージと身体の動きにギャップがあるからです。

脳のイメージは、本人の全盛期の頃のままです。

運動から離れて何年もたっていれば、その時の肉体と今とでギャップがすでにできていますので

脳のイメージと合わなくて当然ですよね。

ですが、運動のコツなどに関しては脳はしっかり覚えていますので

ゆっくり練習すれば、今の身体と過去の身体とのギャップが埋まり、

脳と身体のイメージがリンクしてまた出来るようになります。

これが『ブランクを埋める』という事とボクは思っています。

つらつらと長くなってしまいましたが、体は大人も子どもも関係なく適度に動かしている方がいいですよ~

という事と、

スポーツの秋になりますが、久しぶりに急に運動するとギャップがありすぎて怪我に繋がりやすいので

注意してくださいね!

という2点が書きたかったのです。(笑)

鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修

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