cure-hiwatashi【三宮 鍼灸・整体院 ひわたし】の樋渡です
いつもありがとうございます！
当院には様々な症状の方が来院されますが、同じような症状で苦しんでおられる方にも希望をもってもらいたいと思いご紹介します。
【40代女性の股関節痛と腰痛みのケース】
【痛みの経緯】
以前から腰のダルさを感じることはあったが、今までギックリなどの経験はなく、それほど痛みも感じなかったが
5日前の夜から何もきっかけ無く、左の股関節が痛み始め夜も眠れない程の痛みの強さになり、病院を受診しレントゲンにより
『両股関節臼蓋形成不全』（関節のはまり込みが浅い状態）と診断され、鎮痛剤と湿布の処方で経過を見るといわれた。
【当院来院時】
鎮痛剤で痛みは少なくなっていたが、通勤電車などの立ちっぱなしや、歩くことで症状が悪化することが続き、痛みで動けなくなる事もありこのまま歩けなくなるのでは？？と不安になりインターネットのホームページで当院を知って来院されました。
【治療】：整体・ハイトーン治療
痛みで前かがみの状態から体が起こせない状態で来院され、歩くのもつらそうでした。
横向きで寝るほうが痛みがラクとの事だったので、横向きに寝てもらい施術前検査をおこないました。
股関節の臼蓋形成不全があるとの事で、注意深く股関節の動きの確認をしました。
幸いなことに可動域に大きな問題はなく股関節の関節からの痛みではないと考えられました。
痛むポイント、殿筋や腰、背中の筋肉が非常に硬くなっている事から筋肉の緊張を取る事で痛みが和らぐと考えハイチャージによる微弱電流治療の後に殿筋と股関節周りの筋肉、腰の筋肉を中心にゆっくりと痛みの出ないような整体で筋肉の緊張を取って行きました。
筋肉の緊張を取ってから股関節と骨盤の操作を軽く行い関節の捻じれを正してベットから立ってもらうと
痛みの軽減があり、体を起こして普通に歩くことができたので残りの痛みは次回に持ち越し施術を終えました。
【経過】
仕事の都合などで二回目の施術までに20日ほど空いてしまいましたが、痛みは残るものの眠れないような痛みは無く、鎮痛剤を使う事もなかったそうです。
長く歩くと痛みが出る状態がしばらくありましたが、5回の治療でほぼなくなっています。
現在は、旅行でたくさん歩いたり仕事を頑張ったりと日常を取り戻されています。
【院長より】
今回の患者さんは、先天的な股関節の形成不全はありますが、それが痛みの原因では無かったケースです。
骨からくる痛みも確かにありますが、例えレントゲン上で骨の変形などが見られても骨の変形のみが痛みの原因では無いケースも多くあります。
なので筋肉や骨格などの体全体の調和をとることが痛みだけでなく、股関節の骨を守ることにもつながっていきます。
それでは今日も健やかにお過ごしください。
鍼灸師・柔道整復師 樋渡聰介 監修
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