左手をついた時に手首が痛い【手関節のズレのセルフケア】

9月20日(火)

神戸三宮 鍼灸・整体院 ひわたしの樋渡です。
いつもありがとうございます♪

 

朝、ベットから起きようと何気なく左手をついたらズキッと手首に痛みが走る・・・

ペットボトルを冷蔵庫にしまおうと持ち上げたときに手首に痛みが走り思わず落としそうになった・・・

お店のガラスの重たい扉を押してあけようとしたら手首が痛くて逆の手に変えて押している・・・

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「手首の痛み」は動かした時や負荷がかかった時だけ『痛っ!』とちょうど関節のところが痛くなる感じで、ずっと痛いわけではないことが多くみられます。痛む時の手首の動きがどんな風だったか患者さんに聞いてみても『よく覚えていない』というケースが多くみられます。

 

日本人は特に右利きの人が多いため、特に不自由さを感じない場合は利き手ではない左手首の痛みは

『ほっといたら治るかな??』と様子をみているうちにだんだん悪化してしまうこともあります。

 

動かした時に痛む、手をついて体重をかけると痛む、重たいものを持ったときに痛むなどの手首の痛みの原因は、私の経験からは手首に8個ある手根骨(しゅこんこつ)と言われる骨と骨のかみ合わせが悪くなる『手首の関節のズレ』である可能性が高いです。

確かにほおっておいてもズレが自然に戻ることもあります。
しかし、ズレる原因が治っているわけではないのでまた手首の関節がズレてしまい痛みが繰り返されやすい症状です。

268327(このイラストでは手首の骨が一ヶ所飛んで骨折していますね・・・すいません、他にいいのが見つからなかったもので・・・)

 

手首の痛みを訴えられる方は肩から腕や手のひらの疲労からくる事が多くみられ、手先を良く使い肩こりや首のコリが普段からつよい方に多い傾向があります。

手のひらの疲れや、肩や首のこりなどから肘と手首までの前腕(ぜんわん)と呼ばれる場所の筋肉に負担がかかり、前腕の筋肉がつく手根骨を引っ張ってしまうことで『手首の関節のズレ』が起こってしまうんですね。

 

 

【手首が痛む人のセルフケア】

パソコン作業や長時間のクルマの運転などは肩のコリだけでなく、手のひらの疲れも招いてしまいます。
できるだけ疲労をためないようにしてあげることで手首の関節のズレが戻りやすくなり、痛みを予防してくれます。

 

◎ハンドマッサージ
手のひらの疲れをとってあげるためにはハンドマッサージが有効です。
マッサージを行うのは特に以下のポイントが効果的ですよ。

 

・親指のつけ根から手首までの筋肉の盛り上がりである母指丘(ぼしきゅう)
・小指の付け根から手首までの筋肉の盛り上がりである小指丘(しょうしきゅう)
・指へと続く手のひらの骨と骨の間の筋肉

 

強くぎゅうぎゅうと押さえてしまうと筋肉を痛めてしまい、別の痛みの原因になる事がありますのであくまで気持ちがいい程度で行ってくださいね。プリント

◎肩こりの軽減
肩こりの原因は血行不良ですから、肩の血液循環をうながしてあげる事が肩こりの軽減につながります。
ご自身でできる範囲からでいいと思いますのでやってみてください。

・できるだけ毎日ゆっくりお風呂に浸かる(血行促進、疲労回復)

・パソコンや運転など、前に意識を集中する作業のときに前かがみにならないように姿勢に気をつける(肩コリ軽減)

・1日に何度もできるだけ大きく、できるだけゆっくりと肩甲骨が動くように腕を回す(血行促進、肩こり予防)

以前に書いた【オフィスでできる!座ったままで肩こりストレッチ】も参考にしてみてください。

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◎手首~前腕のストレッチ

肘を伸ばしてゆっくりと指先からストレッチをするように意識して行ってください。
指先の向きを上下、左右へと変えると、前腕の手首を動かす筋肉に効果的にストレッチを加えることができます。
無理に痛みをガマンして行うと、かえって筋肉を痛めてしまいますのでこれも気持ちがいい程度で行うといいですよ。ストレッチをかける向きによっては手首に痛みが出ることもあると思いますので、痛い場合は痛くない方向をしっかりと行ってくださいね。

じんわりと10秒ずつほどストレッチしてあげましょう。(写真は左前腕のストレッチです)

img_1233                                 指先を上に向けてのストレッチ img_1232                                 指先を下に向けてのストレッチ img_1234                                 指先を左側に向けてのストレッチ img_1235                                 指先を右に向けてのストレッチ

 

これらのセルフケアをまずは2週間ほど試してみてください。

もし2週間試してみても手首の痛みが引かない、もしくは治ってもまた痛くなってしまうなどの場合は接骨院、鍼灸院、整形外科などの専門家に相談するほうが早くよくなると思いますよ。

 

もちろん当院へのご相談も受け付けております。

 

それでは今日も健やかにお過ごしください♪

 

 

鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修

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