【ぎっくり腰はお盆明けに多いんですよ】

8月24日(木)

神戸三宮 鍼灸・整体院 ひわたしの樋渡です。
いつもありがとうございます♪

暑くて溶けてしまいそうな8月も後半となりました。

夏の高校野球も花咲徳栄の優勝で幕を閉じましたね。
高校野球が終わると何だか夏の終わりが見えたようで淋しくもありますね。

しかし、今から秋にかけて注意したいのがぎっくり腰です。
今日は実はぎっくり腰になってしまうのは8月後半に多いというお話について書いてみたいと思います。

そういえばぎっくりになるのは夏の終わりが多いなぁ・・・

と思い当たる方は未然に防ぐ事ができるかもしれませんよ。

【なぜ寒い冬ではなくて夏の終わりから秋なの?】
夏の終わりにぎっくり腰が多い理由はズバリ!夏の暑さにおよる『胃腸の弱り』が原因です。

夏は暑さで冷たいものをつい取りすぎてしまいます。
アイスクリーム、かき氷、ビールに麦茶、どれも夏にこそより美味しく感じますよね。

しかし、これらを食べたり飲んだりしているとどうしても内臓、特に胃腸の冷えを招いてしまいます。

そうすると、胃腸は酵素の働きで食べ物の消化を行っているのですが酵素と体温はとても密接な関係を持っていますので酵素の働きが鈍くなってしまいます。

その上、水分を多く取るので胃液も薄くなってしまいます。結果的に胃腸に負担をかけざるを終えないのですね。

そして、お出かけやお酒を飲む機会が増えるお盆の連休でその傾向はますます強くなってしまいます。
胃腸が疲れてしまうと胃腸を外からの刺激から守ろうと筋肉が硬くなってきます。

胃腸の疲れの場合はお腹はもちろん、腰まで体をグルッと一周するように筋肉が硬くなってきます。これは体の防御反応なので無意識に筋肉が硬くなってしまうんですね。

その硬くなった伸び縮みしにくくなった筋肉がとっさの動きやうまく動けなくなってぎっくり腰という急激な症状となります。

私の経験からは同じ様に冬でも正月明けなどは暴飲暴食が重なりぎっくり腰になりやすい傾向があります。

【ではどうやってぎっくり腰を防げばいいのでしょう】

①胃腸をいたわる。
夏のぎっくり腰は胃腸の弱りからですので冷たいものは必要以上にとらないようにして、涼しい室内では温かいもので消化に良いものを取るようにしてください。

温かいものを食べると汗が出てイヤだという方もいるかもしれませんが、汗腺が開くのは体温を逃がすためなので後からスッとしますよ。

②体を冷やさない
身体が冷えると血行が悪くなり筋肉も硬くなってきます。
胃腸の疲れで硬くなって、更に冷えて硬くなるという二重で筋肉が硬くなるのがぎっくり腰のリスクを高めてしまいます。
エアコンも程々の温度設定にして、一日の最後には湯船に浸かって筋肉を温めてあげてください。

③早く寝て疲労回復
体の疲労がたまった状態は内臓の働きも低下させてしまいます。
筋肉に疲労物質がたまった状態でもあります。
当然筋肉は硬くなり、傷めてしまうリスクが高まります。

胃腸の回復にも筋肉の回復にも睡眠は欠かせません。ゆっくり寝て体を回復させる時間を確保してくださいね。その時も体を冷やさないようにエアコンはタイマー設定、扇風機も直接当たり続けると思ったよりも体を冷やします。気をつけてみてくださいね。

【ぎっくり腰はクセになりません、ちゃんと治療すればですが・・・】

これを読んでいる方の中にはもう既にぎっくり腰になってしまっている方もいるかもしれません。
そういった方には早めの治療をお勧めいたします。

なぜなら、

『今までにも2回ぎっくり腰をやってしまっていて、寝て治していたんですが今回のは特に痛みがキツイです。
だんだん治りが悪くなってきていて、クセになって悪化しているんじゃないかと思って・・・』

当院に来られるキツイぎっくり腰の患者さんからは似たようなエピソードを良く聞きます。
確かに2週間ほど寝ていればぎっくり腰は徐々に治っていってくれるケースもあります。

しかし、治りきらずに慢性腰痛に変わっていったり、そのうちまたぎっくり腰を引き起こしてしまう事が多く見られます。

こういった腰痛の再発を繰り返さないためにはぎっくり腰をしっかりと治しきってしまうことがとても大切です。

当院では早期に平穏な日常生活に戻ってもらえるように鍼灸治療や整体で痛みを和らげて身体が回復しやすいコンデションを整える施術を行います。同時にまたぎっくりにならないように気をつけてもらう体の使い方のお話などもしていますので慢性腰痛を防ぎながら治療を進めて行っています。

ぎっくり腰は仮に100%治癒したとしてもぎっくり腰になる生活習慣を改善しないと限りはまたなってしまう可能性がどうしても残ってしまいます。

しかし、そういった生活習慣に気をつけてもらうとぎっくり腰を防ぐこともできます。
正しい知識が身を助けるんですね。

そんな腰痛の知識を得る無料講座を開催します。
慢性腰痛やぎっくり腰を繰り返しているという方はぜひご参加くださいね。

それでは今日も健やかにお過ごしください♪

鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修

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