【三宮 鍼灸・整体院 ひわたし】の樋渡です
いつもありがとうございます♪
毎日暑い日が続くのが夏ってもんですが、何ともこの暑さは応えますね~
直射日光なんて、焼けるよりも焦げるという表現が一番適切のように思います(笑)
こんな昼間は、クーラーでヒンヤリとお過ごしの方も多いと思いますが、冷えた部屋でゴロゴロしていて、立ち上がろうとした時に
グキ~ッ!!
来るのが急性腰痛、つまりギックリ腰ですね。
ちょいと無理すると、油汗が滴るほど痛いのが特徴ですがそんな時、皆さんはどうされていますか?
今日は『ギックリ腰になった時の過ごし方』
をお話しておきますね!
≪安静は腰痛回復を遅らせる≫
・急性腰痛患者186例を対象としたRCT(ランダム化比較試験)によると、安静臥床群、ストレッチ群、日常生活群のうち、最も早く回復したのは日常生活群で、最も回復が遅かったのは安静臥床群だった。腰痛に安静第一は間違い。むしろ回復を妨げる。
・急性腰痛患者203名を対象に2日間の安静臥床群と7日間の安静臥床群を比較したRCT(ランダム化比較試験)によると、3週間後の欠勤日数は2日間の安静臥床群の方が45%少なかった。急性腰痛に対する安静臥床は欠勤日数を増やすことが証明される。
・1966年~1996年に発表された急性腰痛患者に対するアドバイスに関する論文をレビューした結果、安静臥床は効果がないばかりか回復を遅らせるが、日常生活を続けると職場復帰が早く、慢性化を防ぎ、再発率も低下することが判明。
・安静臥床に関する39件のRCT(ランダム化比較試験)をレビューした結果、安静臥床によって改善が認められた研究はひとつも存在しない。
なんと!
腰痛の研究結果では、急性腰痛(ギックリ腰)の時は、安静に寝ていると治りが悪く中々痛みが取れないが、
日常生活をなるべく普通に過ごす方が早期の腰痛回復が見込めるという研究結果が出ております。
これは意外とお思いになられると思いますが私の治療経験からもこれはうなずける結果なんですね。
ぎっくり腰の痛みはあぶら汗が出るくらい痛いものもあるのでなるべく動かないように安静に過ごされます。
ほとんど布団の上で治るまで寝て過ごす感じです。
しかし、
仕事でどうしても歩かなければいけないとか、仕事を休めずにいつもと同じように過ごさなければいけない、という方も少なからずおられると思います。
そうするとけっこう痛みに耐えて不便ながら過せたりもします。
痛いのをかばいながらですが何とか一日の仕事をしっかり終えて治療に来られる猛者もおられます。
『うわぁ~これはきついギックリだなぁ~。よく仕事できたなぁ。』と私が思うようなギックリ腰であってもこういう方は治りが早いんですね。
対して、『これは痛いだろうけどまだ程度は軽い方のギックリだな、これくらいですんでよかったもかも・・・』という方でも仕事を休んで家で安静に過ごしていると程度が軽くすんでいるにも関わらず治りが悪いという方もおられます。
痛いのをちょっと頑張ってなるべくいつも通り過ごしながら治療を受けて早期の回復を目指すか、安静に痛くないようにしながら治療を受けてゆっくり治すかは事情や痛さへの感受性にもよると思います。
しかし早く回復したほうが慢性的な腰痛になってしまうのを防ぐにはおすすめです。
とはいえ、最新の腰痛ガイドラインでは過度な運動療法は推奨されておりません。動いた方が早く治るからといっていつも以上に動くような過度な運動はギックリ腰を悪化させたりもう一度グキッとやってしまうことにもなりかねないのであくまで日常生活の範囲でとどめておくといいと思います。
もしもギックリ腰になってしまったなら、少しずつでかまわないのでゆっくり動かせるようにしてみてくださいね。
寝たまま起き上がれないくらいのギックリ腰なら、まずは足を一本ずつ動かせるようになってからゆっくりと起き上がれるようになるところを目指すのもいいと思います。
無理しないけど、チャレンジはする気持ちで動いてみてくださいね。
それでは今日も健やかにお過ごしください。
鍼灸師・柔道整復師 樋渡聰介 監修
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