【三宮 鍼灸・整体院 ひわたし】の樋渡です。
いつもありがとうございます♪
肩のコリにお悩みの方はとても多いと思いますが、
肩こりの原因として、姿勢の悪さや筋力や運動の不足にある事は皆さんもう知っていると思います。
しかし、その肩こりが実は普段何気なく行っている『呼吸』からも引き起こされている事をご存知でしょうか?
それがいわゆる『呼吸が浅い』と言われる状態です。
呼吸が浅いと肩のコリが慢性的になりやすいと言われています。
・普段から何だか息苦しく感じる事がある。
・腹式呼吸ができない。
・カラオケで大きな声が出ない。
これらの肩こりとは一見なんのつながりも無いような事が、呼吸の浅い肩こりが作っている結果として
みられます。
呼吸には首や肋骨周りの『呼吸筋』と呼ばれるいくつかの筋肉が横隔膜とともに動く事で、肺が膨らみ息を吸ったり吐いたりすることができるんですね。
しかし、肩こりの状態が長く続いている方は、首や肋骨周りの『呼吸筋』も硬くなってしまい動きにくくなっています。
そして、本来の呼吸に比べて動ける範囲が小さくなり、小さな動きしかできなくなってしまいます。
その小さな動きでは筋肉の伸び縮みで行われる血液循環が少なくなってしまいます。
そして呼吸筋が大きく動かない浅い呼吸では、酸素が十分に取り込めない事から
肩や首の筋肉の硬さが増すことにも繋がり慢性的な肩こりになりやすくなります。
そして、ますます首から背中の筋肉の動きがなくなり硬く固まったままになり、身体の芯まで硬い肩こりが出来てしまいます。
【いろんな呼吸法は普段できない】
健康雑誌などを見ると、様々な呼吸法がのっていて、さっそくやってみようと思っても
難しかったり、吸って何秒間か止めて、一気に吐くなど人前でできないようなものであったりと
意図的で不自然な呼吸の方法ばかりですね。
普段の呼吸が浅いのですから、普段の日常、例えば仕事中や電車の中などで行えるような方法でなければ、
呼吸が日常的に深くなるようには改善されにくいですよね。
【深い呼吸なら、肺の奥に空気を入れよう】
では、普段からできる呼吸として何をすればいいのか分からなくなってしまいますが、
こういう事は意外とシンプルに考えるといいもので、
ちょっと乱暴な表現かも知れませんが、呼吸が浅いなら
『肺の奥深くまで空気を入れてあげれば、勝手に呼吸は深くなる』
という事になると思います。
【肺はけっこう大きい】
肺の奥深くまで空気を入れる方法はわりと簡単で、大きくはイメージの力を借ります。
スポーツでもイメージトレーニングという手法があるくらい、イメージは身体への影響が強くでます。
逆に、イメージできない事は身体で行いにくいと言われています。
まずは肺の大きさをイメージしてみましょう。
肺の大きさは『鎖骨』辺りから、だいたい『みぞおち』あたりまであります。
それが肋骨の内側いっぱいにあり、呼吸によって広がります。
そう思うと、けっこう大きなものだと思える臓器です。
この鎖骨やみぞおちを触って『肺の大きさ』を確認して、イメージしたら、息を吸ってみましょう。
このときに、みぞおちに空気を入れるイメージで吸うと普段の呼吸が勝手に深く、大きいものになります。
これを繰り返しているうちに、肺の大きさをいちいちイメージしなくても深い呼吸の感覚が分かるようになり
普段からいつでも呼吸筋をしっかり動かす深い呼吸が行えるようになります。
人はストレスを受けると、自律神経の交感神経による働きで筋肉を縮めて、呼吸を浅くしてしまいます。
しかし、逆の事をすると逆の事が起こるともいえます。
なので、深く呼吸をすると、自律神経の交感神経の働きは弱くなり、筋肉は緩みやすくなるということですね。
深く呼吸をする事は、肩こりだけではなく、身体全体へもいい影響を与えてくれます。
まずは肺の大きさを確かめる事から初めてみてくださいね!
【まとめ】
・肩こりによって呼吸が浅くなることから慢性的な肩こりになりやすい。
・呼吸法は時と場所を選ぶので、普段の呼吸を変えてゆく。
・肺の大きさをイメージしてみぞおちに空気を入れる。
・呼吸筋が大きく動くと、酸素もたくさん取れるので筋肉も柔らかくなりやすい
それでは今日も健やかにお過ごしください♪
鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修
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