【頭痛は柔らかくするだけではだめなのです】

6月18日（木）

【三宮　鍼灸・整体院　ひわたし】の樋渡です

いつもありがとうございます！

頭痛について先日、少し書きましたが、今回はその続きです

前回のブログ　https://cure-hiwatashi.com/blog/archives/672

頭痛の原因の一つに、姿勢の悪さというのを書きましたが、なぜ姿勢が悪いと

頭痛の原因となるのでしょうか？

頭が痛いときは頭の中の問題と、頭の外の問題、

つまり、脳か脳以外かという事になります。

脳の中の問題の場合は、

・バットで殴られたような強烈な痛みに急激に襲われる。

・視野の欠損が見られる（見える範囲が狭くなっている）。

・手や足の動きが思うように動かない。

と、今までに経験したことが無いような事態に襲われるので

すぐに専門機関の精密検査を受ける事をお勧めします。

しかしそうではなく、日常的に見られる頭痛の場合は

主に脳以外の問題で起こっています。

その問題の多くは筋肉と神経の問題です。

神経と言っても、感覚（痛みや温度、触覚）を伝達する神経のことで

手や足を動かす運動を伝達する神経とは別になります。

つまり、

この感覚を伝達する神経が何らかの悪影響を受けて

痛みを感じさせている事になるのですね。

そして、

そのなんらかの悪影響がその神経の回りにある筋肉によってもたらされる事が多いです。

神経が硬くなった筋肉によって締め付けられる事で

神経が締め付けを感知して痛みと感じるのですが、神経は体の末端に向かって伸びていっているので

筋肉による締め付けが起こっている所よりも、少し離れたところが痛いと感じさせます。

それが肩こりや首こりから起こる『頭痛』になります。

なので、頭痛持ちの方の多くは、首や肩の筋肉がガチガチに硬くなっています。

ですがたまに、肩こりや首コリを感じないのに頭痛持ちの方もいます。

そういう方は肩こりや首こりに自覚が無いだけで、実際の筋肉はカッチンコッチンになっています。

ツライ状態があまりにも日常化してしまうと、脳の機能がその感覚を感じにくくぼやかしてしまっているからです。

また、我慢強い人の場合、肩や首のこり、頭痛があっても

『こんなん誰でもそうでしょ？しんどいのなんて当たり前じゃないんですかね。』

という方もいます。

『我慢せずに毎日ラクに過ごすのも良いと思いますよ。』

と、お話しますが日常的すぎて特に不自由を感じておられないので治療されない方が多いですね～。

ボクならすぐに毎日快適に過ごせるように治してもらいますけどね（笑）

ちょっと話が逸れましたが

つまりは首や肩の筋肉を柔らかくしながら、筋肉が硬くならない環境を

体に作っていく事が頭痛持ちから卒業する事に繋がります。

なので、その状況を作るには姿勢を正しいポジションにする事が重要になってきます。

姿勢が正しいポジションになると、筋肉に負担の少ない状態を、日常的に作る事ができるんですね。

そうすると、筋肉を柔らかい状態で維持しやすくなりますし、例え何かの作業などで硬くなってしまっても

自己回復力で柔らかい状態に治りやすくなります。

なので、頭痛持ちの方は姿勢の悪さが頭痛の根本となる原因の場合もあります。

頭痛持ちから卒業するには特に姿勢を意識してもらうことが大事になってきますよ。

思い当たる方は、ご自身の立ち姿や座り姿なんかをぜひ写真などで見てみてください。

（後ろや横からの普段自分が見てない視点からが解りやすいです）

客観的に、ご自身の姿勢の悪さがみえるので、どこを特に正しく伸ばせばいいのかわかります。

次は頭痛を起こす頭蓋骨のゆがみについて書こうと思っていますので

興味のある方はまた見てくださいね！