あなたの肩こりは
どのタイプ?

一口に肩こりと言っても色々なタイプがあり、よくみられるタイプは5つのタイプがあります。
自分の肩こりタイプを知ることで気を付けるポイントや必要な治療の内容も変わってきます。

首のつけ根タイプ

パソコン作業やデスクワークによって肩こりを感じることが多いタイプです。
この場合、デスクに向かっている時に気づかないうちに肩に力を入れて、腕を引き上げるようになっている可能性があります。

デスクワーク中は必要以上に肩に力が入り、時間がたつにつれて疲れがたまってきます。

そうすると両肩で支えていた腕の重みが肩だけでは支えきれなくなってくるので両肩の中間である首のつけ根へと負担が伝わりこりを感じるようになってしまいます。
肩はもちろん、胸側、背中側の腕つけ根、そして首の治療が必要となります。

肩甲骨の内側
(いわゆる腱引き)

猫背のかたや、姿勢を意識しすぎて胸を張りすぎているかたに多くみられます。

立っている、座っているだけでも肩がこってくるのを感じるタイプです。

なるべく早く肩甲骨の内側のつらさを取り除くには肩甲骨まわりだけでなく鎖骨のまわりの筋肉や背骨を支える骨盤、腹筋に対してのアプローチを行って行きます。

お腹を守るために体を丸めていることもあるので胃腸などの内臓の不調も考えられます。 原因が主に姿勢からくる肩こりなので姿勢の改善も行うと効果的です。

グルッと首一周タイプ
(スマホ首)

首の後ろや横、前までもこりを感じるタイプです。
下を向いていることが多いことがきっかけになるこりで、スマホの普及で特に多くみられるようになってきました。

スマホを触っているときだけでなく歩いているときも下を見がちで、顔をまっすぐ正面に向けることもしんどく感じることもあります。

自律神経の症状を合わせて感じていることも多いのが特徴です。

自律神経は全身に関係しており、特に首にある自律神経の影響は体に現れやすく、
疲れが取れない、いつもだるい、気分が落ち込みやすいなどの全身症状として現れやすくなります。
首や肩はもちろん、背骨に近いところにあるこりを取ることが重要になります。

頭痛タイプ

肩こりによって頭痛も感じているタイプです。片頭痛やこめかみ、頭頂部の痛みを感じていても肩こりの自覚がない場合もあり病院で原因がわからないと言われることもあります。

日常的にストレスを感じている場合に多く、肩だけでなく全身の筋肉に力が入って抜けなくなっていることもあります。眠りが浅い、目が覚めやすいなど眠りのお悩みを合わせて持つこともあります。

体に力が入り浅い呼吸でリラックスできない状態なので、肩や首と合わせて呼吸の調整をしてゆく必要があります。
深い呼吸ができると体中に入っている力を抜けるようになるので、リラックス効果からストレスの影響を減らして体への影響が出ないようにしてゆくことが大切です。

首肩全体タイプ

上記の肩こりタイプに3つ以上に当てはまるタイプで長く肩こりでお困りの方に多くみられるタイプです。

長年肩こりがある状態は自己治癒力が落ちている状態なので肩こりというよりも体全体のコンデションを上げてゆくことが必要になってきます。

体全体のコンデションを上げることで自己治癒力がしっかりと働くようになるので長年の肩こりも改善されてゆきます。 体の内側(内臓のコンデション、血液循環や代謝)と外側(筋肉や骨格)へのアプローチを行うことで自己治癒力を底上げして体全体をいい方向に向けてゆくことがこのタイプの肩こりの改善に重要なポイントとなってきます。

肩だけじゃない
肩こりの原因

肩こりの原因は悪い姿勢、長時間のパソコンやスマホといった肩の筋肉へ負担をかけることがあげられます。

しかし単純に肩の筋肉が硬くなったことだけに原因があるのではなく、やわらかい筋肉へと回復させられるだけの治癒力が発揮できないことが最も大きな原因です。

肩や首以外に意識を向けてみてみると、肩こり以外にもなんだか体が重だるい、元気が出ない、足がむくむなどの自覚症状はないでしょうか?

このような場合、肩こりだけでなく体のコンデション自体が低下(悪化)し、十分に自己治癒力が発揮できないことで肩こりが慢性的なものになっています。

そうなると肩や首をいくら治療したところでその場しのぎでいつまでも肩こりがラクにはなりません。

これを改善するには肩こりだけでなく体の内側(内臓、血液循環や代謝)と外側(骨格や筋肉)の両方を整えてゆくことが大切です。 内側と外側の両方から肩こりを治療してゆくと自己治癒力が発揮されて健康レベルが底上げされることで根本的な肩こりの改善へと向かってゆきます。

肩こり治療

内側へのアプローチ

内臓の血液の流れをよくすることで老廃物が押し流されて内臓本来の機能が発揮できるようになります。

内臓は体のコンデション面に大きく関わっており、疲労や老廃物がたまっていると免疫力や自己治癒力が低下してしまいます。 内臓の血液循環をよくするためには血液の流れをコントロールしている自律神経の働きが重要です。この自律神経にアプローチすることで内側の環境を整えてゆきます。

手で行う検査で体のコンデションを調べたのちに特殊な触れ方でお腹に触れることで自律神経に働きかけることができます。

繊細な感覚をもつ皮フと自律神経は密接に繋がっているので、特殊な触れ方で皮フから刺激をつたえて内臓の血液の流れを整える方法です。

外側へのアプローチ

骨格のゆがみやズレなどを整えて関節を正しい位置にすることで血管の通り道が広がり血液の流れがよりスムーズになります。同時に筋肉もより一層やわらかくなってゆきます。

全身の骨格を整える方法は肩や肘、膝や股関節といった手足の関節を曲げ伸ばししながら筋肉を動かすことで骨格を整える方法で体への負担がとても少ない方法です。

ホームケア

治療にあわせてご自宅でおこなってもらうことで施術の後押しをご自身でもおこなっていただけます。 肩こりの症状やお仕事の内容、生活習慣などをお聞きした上でラクに続けられるように短時間で簡単、そして効果的なものをお伝えしています。

院長よりひとこと

私も肩こり頭痛もちでした

私は小学校に上がる前から肩こり片頭痛もちでした。

そしてこの世界に進むようになり自分の体でも様々な肩こり治療、頭痛治療を試すことで肩こりと頭痛はなくなりました。

そこからより効果的な方法を模索する中で今の方法にたどり着いたのです。

肩こりがつらいときは何もやる気が起きなくなるものですが、しっかりと治療を重ねることで改善されるかたをこれまでたくさん見てきました。

肩こりは良くならないものだと思い込んでいませんか?そう思い込む前に私にご相談ください。 きっとお力になれると思います。

鍼灸師・柔道整復師 樋渡聰介
(鍼灸師・柔道整復師 樋渡聰介 監修)