4月12日(水)
神戸三宮各駅から徒歩6分 鍼灸・整体院 ひわたしの樋渡です。
いつもありがとうございます♪
ようやく桜が咲いたと思ったら雨ばかりでしたね~。
せっかくの桜が散ってしまったかと思いましたが意外とまだ咲いています。
今年は長く桜が楽しめるかもしれませんね。
さて、今の時季はお花見シーズンで夜桜見物なんて予定を立てている方もいるかもしれません。
でもこの時期は夜は冷え込むことも多く、肩をすぼませて冷たいビールを飲んだ思い出があるという方も多いのではないでしょうか?
そんな予想外の寒さに耐えた次の日には肩がこったという事になってはいませんか?
もしかしたら、肩をすぼませる動きで肩甲骨が上がったまま動きが悪くなってしまっているのかもしれません。
今回は肩甲骨が上がった状態での肩こりについて書いてみようと思います。
肩甲骨の事を知るだけで肩こりがラクになる事も十分にあるんですよ。
【肩が慢性的にこる人の特徴】
肩が慢性的にこる方の特徴はいくつかあるのですが、その中でも特に多く見られる特徴は
『肩甲骨の位置が上がっている』
ということがあげられます。
肩甲骨は肩の動きにとても関連が深くて肩の症状を考える上では外すことのてきないチェックポイントです。もちろん肩こりの場合も外せないポイントです。
肩甲骨はとても自由度の高い骨で、鎖骨と小さな関節で繋がっているくらいでほとんど筋肉だけで位置を固定されています。
なので本来は上下左右に自分の意志で動かせるんですね。
しかし、慢性的な肩こりになっていると、この自由度がかなり低下して上に引き上げられた状態で固定されてしまっています。
動かそうと思ってもかたまった感じで動いてくれません。
肩甲骨が上にあがった状態は、肩をすぼめているのと同じ状態です。
固定されてしまう理由は肩甲骨の上辺から付いている筋肉が血流不足で硬くちぢこまってしまい(いわゆるこった筋肉の状態)肩甲骨を上に引っ張りあげてしまっているからです。
これは右の肩甲骨と上腕骨を後ろから見た状態です。ベージュのシリコン素材は肩関節の靭帯です。
寒さで肩をすぼめている時間が長いと、この肩甲骨を引き上げる筋肉をずっと使っている状態なのでだんだんと血液循環が悪くなってこってきてしまうんですね。
【肩甲骨を下げてみましょう】
引き上げられた肩甲骨を下げることで硬くなった肩甲骨上辺の筋肉をストレッチする事ができます。
道具も要らないのですし、腕を回すなどの派手な動きもないので、電車の中やお友達との会話中でもさりげなくすることができますよ。
①手のひらが外を向くように腕を外側に捻ります。
(会話中などでなければ呼吸に合わせて行います。①では息を吸います。)
(写真では意図的に肩甲骨を上げて肩をすぼめた状態を作っています)
②そのまま手が床に引っ張られるようなイメージで下にググッ~と引き下げます。
(息を吐きます)
③まだ余力があれば首を天井に向って引き上げるイメージで伸ばします。
(息をさらに深く吐きます)
(わかりにくいかもしれませんが、自分のイメージではかなり天井に向って首を伸ばしています。)
④元の姿勢に戻ります(息を吸いながら①に戻ります)
たったこれだけの動きでも毎日気がついた時に行えば肩甲骨の位置が正しい位置に戻り、肩こりを軽減してくれますし姿勢も良くなってきます。
この肩甲骨の引き下げをやっても肩がしんどい、肩甲骨が動いている気がしないという方は、ちょっとセルフケアでは間に合わない状態かもしれません。
そんな時は信頼できる整骨院や整体院、鍼灸院にご相談くださいね。
当院では慢性的な肩こりの治療に整体による姿勢の調整、鍼灸で硬くなった筋肉を柔らかく調整してゆきます。
そして今回ご紹介した『肩甲骨引き下げ』のような簡単なセルフケアをお伝えして慢性的な肩こりを改善させています。
慢性的な肩こりでお困りの方はぜひご相談くださいね。
それでは今日も健やかにお過ごしください♪
鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修
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