たっぷり寝たのに頭が痛い【連休によくある寝すぎの頭痛の予防と治し方】

4月1日(土)

神戸三宮各駅から6分  鍼灸・整体院 ひわたしの樋渡です。
いつもありがとうございます♪

今日から4月で春の気分も高まってきています。
もうじきさくらも咲くのでしょうか?

今年も阪急電車神戸線の沿線にさくらがきれいに咲いて欲しいと思います。
さて、昨日は2回目のプレミアムフライデーでしたね。
今日はお休みでゆっくり昼まで寝ていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、

休みの日の楽しみでもある朝寝坊がついつい度が過ぎて寝すぎてしまって、起きてみたら頭痛になっていた。

といった経験はけっこう思い当たる方も多いと思います。

明日は休みだし、昼まで思いっきり寝てスッキリしたから買い物にでも出かけよう!と思っていたのに頭痛のせいで1日を棒に振って、『またやってしまった・・・』と落ち込んでしまっているかもしれませんね。

【寝すぎの頭痛の原因】

寝すぎて頭が痛くなる方の特徴は、日頃からズキズキと頭の右や左半分、目の奥が痛む片頭痛の経験がある方に多いのです。
普段から片頭痛になりやすい方ほど寝すぎの頭痛になりやすいと言えます。

なぜなら、普段の片頭痛も寝すぎの頭痛も原因が同じだからなんです。

その原因とはズバリ!

『リラックス』

なんです!

 

《リラックス効果で血管が拡張する》

リラックスすると血管が拡がって血流がよくなる事はあなたもご存知だと思います。

しかし、寝すぎたときの頭痛はこの拡張した血管から血中成分である発痛物質(ブラジキニン)がしみ出してしまうことで周りの神経が刺激されてしまうからなんです。

 

長時間の睡眠は高いリラックス効果があります。

しかし、普段から頭痛がたびたびあるような場合、長時間の睡眠で回復している面もあるとはいえ、筋肉が硬くこっていて筋肉内の血液の循環が悪くなっており、血液がスムーズに流れずに滞りやすくなっています。

 

その状態では血管が拡がることでしみ出してくる発痛物質も流れずに滞ってしまいます。
これが頭痛を引き起こしてしまうのですね。

 

睡眠時間が長くリラックス効果が高いからこそ起こるのが寝すぎの頭痛というわけなんです。

《どうすれば防げるの?》

睡眠の時間をいつも一定に保つことが大切になってきます。

普段の睡眠が足りていない、もしくは質の悪い睡眠になっていると、どうしても休日はたくさん寝たくなってしまいます。

なので、普段から睡眠時間や睡眠の質をしっかりと考慮することをお勧めします。

 

どうしても睡眠時間が十分取れない、もしくは睡眠の質が悪く深く眠れないという場合は、整体や鍼灸を受ける事で筋肉を柔らかくして血液循環を良くして滞りをなくすようにするのもいいと思います。

 

そうすることで睡眠も深くなるので睡眠の質も高くなってくれます。

 

また、枕選びも意外と重要です。

柔らかすぎる枕は頭が安定しないので少し硬めに、高すぎる枕は首の後ろの筋肉が伸ばされ続けることで血液循環が悪くなってしまいます。

枕の高さはこちらの記事で詳しく書いていますので合わせて読んでみてくださいね。
↓↓
肩こり【寝たのに朝から肩がガチガチにこっていてお困りではありませんか?】

 

 

《それでも寝すぎの頭痛になってしまった》

そうはいっても体の血液循環の環境が急には変わってくれないこともあると思います。

そんな時は

・少し砂糖の入ったコーヒーを飲む
砂糖には痛みによって興奮して敏感になってしまっている脳の血管を縮める作用があり鎮静させてくれます。また、コーヒーのカフェインには痛みを感じる神経の反応を鈍くさせる効果があります。

・頭痛で痛むところを冷やす
拡張した血管を冷やす事で縮めることができます。
動脈の拍動部にアイスノンや氷のうを当てると効率よく血管を収縮させる事ができます。

 

これらの方法は完全に痛みが引くまでは行かないにしても痛みの軽減にはつながってくれます。

≪最後に注意事項≫

寝すぎの頭痛には上に書いたことが原因場合が多いのですが、片頭痛ではなく緊張型頭痛の場合もあります。

この緊張型頭痛も筋肉のこりが原因になってくるのですが、こりがキツすぎる事から起こってしまいます。
なので、血管が収縮する行為は逆に痛みを増幅させてしまう場合があるのです。

 

頭痛持ちだった私の経験と鍼灸師としての今までの経験から、寝すぎの頭痛は片頭痛のパターンが多いことから片頭痛に絞って今回は書いていますが、緊張型頭痛の場合は締め付けられるような痛みキリキリとする痛み運動するとマシになるなどが特徴です。

この場合は血流を促す入浴や軽い運動などが良いと言われています。

 

しかし、実際には緊張型頭痛と片頭痛が同時に起こっている混合型の場合もあり、なかなか自分では判断が難しい場合があります。そんな場合は信頼できる医療機関(頭痛外来、鍼灸院、整体院など)で診てもらう事をお勧めします。

 

色々と書きましたが、規則正しい生活がなにより頭痛にならないコツだと思います。

休みの日にいつも通りに起きると、一日の時間がたっぷりあって何をしようか楽みになってきますよ。
頭痛など全く気にせず休日をエネルギッシュに過せるようになるといいですね。

 

それでは今日も健やかにお過ごしください♪

 

 

鍼灸師・柔道整復師 樋渡聰介 監修
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