【多湿はお肌に良くても体に悪いのです】

6月9日（火）
【三宮 鍼灸・整体院　ひわたし】の樋渡です
いつもありがとうございます♪

さて、本格的な梅雨空になってきた最近ですが

皆さまいかがお過ごしでしょうか？？

この梅雨時期は湿気が多く、湿度がとても高くなりますよね。

この湿度なんですけど、実は多すぎる湿気は体に悪い影響を与えてしまうんですよ！

この時期に多い患者さんの訴えといたしまして、頭痛、倦怠感、胃の不快感、むくみ、等が

多くなってくるのですが

これらの状態には共通して湿気との関係が考えられます。

と、

言いましてもあくまで東洋医学的に診た場合ですので、興味の無い方には退屈な内容となります（笑）

まず、この湿気は自然界に当然どこにでもあります。湿度0％なんて聞いたことないですよね？

乾燥しているエジプトなんかでも平均湿度は20％ほどはあるそうなので、言ってみれば

自然界にも、人間にとっても必要なモノなのですね。

しかし、

これがありすぎると悪い影響を受けてしまうのが人間なんですよね、食べなきゃ栄養失調、食べ過ぎても生活習慣病になるみたいな感じでしょうか？

何でもバランスが大事ですからね。

で、

湿度が増えると何が体に悪いのか？？ですが

まず、季節の変化は風土や気候によって、大気中に漂っている『気』のバランスが変わってきます。

大気中に漂っている『気』とは、木・火・土・金・水の『五気』です。

この五気はどれも人間や自然界を構成する上で必要な要素と考えられていて、

この五気の中のどの気が多く、どの気が少なくなってくるかによって、季節は移ろっています。

と、言うのも

木気は『風』、火気は『熱（暑）』、土気は『湿』、金気は『（乾）燥』、水気は『寒』と

五気のそれぞれの気には気候に対する特性を持っているのですね。

これが春夏秋冬を作っています。（あくまで東洋思想で考えてますので）

地球全体で起こっていますので、温かい地域もあれば、寒い地域もあり、乾燥している地域もあれば、多湿な地域もあります。

地球全体でバランスを取っているんですね～。

そして

この土地に漂う気の多い少ないで、流行る病気も変わってくるのです。

だから、季節によって流行る病気が違うんですね。

で、今の時季には湿度が多すぎて、あり過ぎるものになってしまい勝ちです。

人によっては許容範囲を超えてしまい、超えた分は『邪』と呼ばれるモノになります。

普段から健康な体の人は、この許容範囲を超えたものは、自然と体の外へ出すように体の中の五気によって体内を巡るのですが

これがそうもうまく巡らない時に病気になると言う訳です。

これが東洋医学で言うところの『邪に犯される』と言う状態です。

でもってですね、

今は『湿気』が多くなってくるので、『湿邪』によっての症状が多くなってきます。

その湿邪の引き起こす症状がさっき書いたような

頭痛、倦怠感、胃の不快感、むくみ、等

な訳なんですね。

湿邪は体の巡りを滞らせるものなので、体の気の巡りを悪くさせて、機能を停滞させてしまいす。

そのせいで、体がダルイ、食欲が湧かない、胃が張る、むくみが引かないとなり、

頭にも巡るべきもの（気やら血やらと思ってください）がうまく巡らずに頭痛となるわけですね。

体の機能が停滞しているので、ゆっくり休んでもなかなか回復しなかったり、

食養生なんかも効果が出るまで時間が掛かることが多いと思います。

（よく、きゅうり、トマト、レタスなんかが良いと言われてますが、これらは予防の段階での話とボクは考えています）

なので、鍼灸で湿気自体を取り除いたり、整体で体の巡りを強制的に再開させるなどの対処が最もスピーディに効果を発揮できるのですよ！

まぁ、長々と書きましたが、何でも

過ぎたるは及ばざるが如し

でございますね。

程々がちょうど良く作用してくれるもんでなんですね～

それでは今日も健やかにお過ごし下さい♪