【柔らかマットレスはアンチ安眠です】

8月19日(水)
【三宮 鍼灸・整体院 ひわたし】の樋渡です
いつもありがとうございます!

 

さて、今回は普段から良く聞かれる質問にお答えしようと思います。

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その質問の内容は

『マットレスは柔らかめがいいんですか??』

と言う内容。

『トゥ○ース○ーパーってどうなんですか?』

みたいな感じですね(笑)

 

結論から行きますと、超健康な人なら何でもいいですよ。

体がどこも悪くない人は硬かろうが柔らかであろうが体が寝具にあわせてくれますし、

究極言えば体中の筋肉が柔らかいので、板間でごろ寝しても体は痛くないんですよ。

 

まぁ~でもそんな人はかなり少ないかもしれませんね。

 

多くの方は多かれ少なかれ体に硬さがありますからねぇ。

肩こりや腰痛もちの方なら尚更ですね!

 

で、良く深夜の通販番組などであたかも低反発マットレスによって

体の不調が治りました!的なお話をされていますが、

理屈が変なんですよね。

 

『低反発なら体重を分散して、体中に均等に体重がかかるので体に良い』

みたいな感じです。

最もらしく聞こえますが、これは良い寝具の目的と違うんですね。

 

寝具の目的は

『質の良い睡眠にすばやく長く入っていれる事』です。

つまり、違和感なく寝ていられる事が最低条件になります。

 

しかし、

低反発マットレスの最大の難点は違和感が生まれることです。

 

よく皆さん勘違いされているのですが、『寝返りしないのが良い睡眠』と思っていませんか?

寝返りは人に必要な動作なので、寝返りをする事が良い睡眠の絶対条件です!

 

低反発マットレスはこの寝返りを結果的にさせないようにできています。

この寝返りができない事が違和感となり、質の良い睡眠を妨げます。

 

もともと低反発マットレスは、寝たきりの方の為に使われていました。

寝たきりの方は寝返りをうつ事ができないので、どうしても体の同じ場所が

寝具に当たる事になります。

そして、その当たる部分は特に血行が悪くなってしまうことによって、『褥瘡』(じょくそう)と呼ばれる

皮膚の部分的壊死を起こしてしまいます。いわゆる床ずれですね。

 

これを防ぐ為に、介護者は2時間おきの体位変換、つまり寝返りをうたせて体の位置を変える行為を行っています。

しかし、2時間おきの体位変換でも褥瘡はなかなか完全には防ぐことができないんですね。

そこで、低反発マットレスを使うのですが、それでも4時間以内には介護者が体位変換を行います。

それ以上はやはり褥瘡のリスクがあるのですね。

それと

睡眠中は心拍数、血圧などが活動時よりも落ちます。

寝転がっているので、それほど高い血圧などは要らないのですが、そのままだとむくんだり体が冷えたりしてしまうので

筋肉への寝ている間の体液の循環を促す為でもあります。

 

つまり、どんな寝具でも寝返りは必要なのです。

 

ですが、低反発マットレスは体がマットにピッタリ沈みこむのが特徴です。

つまり、はまり込む訳ですね。

さて、そのはまり込んだ状態から体に必要な寝返りはすんなりとできるでしょうか?

かなり体に力を入れて、下手すれば一回体を起こしてから寝返りするくらいの感じになります。

深めの柔らかいフカフカのソファから立ち上がるのに、意外と労力がいるのと同じですね。

低反発マットレスは体に必要な自然な寝返りがうてない事により、体に違和感を感じさせてしまいます。

その違和感は質のよい睡眠を妨げる事に繋がります。

 

つまり

『深い質の良い睡眠にすばやく長く入っていれる事』

という良い寝具の条件からは外れることになりますね。

 

なので、寝ているのに逆に疲れてしまう感覚や、目が覚める、朝から肩がこっている

などの状態になりやすいと言えます。

 

以上の事から、マットレスは少し硬めなのがいいのでは??

という事になりますね!

 

しかし、ある状態の人たちには柔らかいマットレスが喜ばれる事もあるようです。

その状態の人たちについては長くなってしまいましたので

次回に書こうと思います。

 

それでは今日も健やかにお過ごしください♪

 

 

 

鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修

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