柔らかいマット【朝の目覚めの腰痛】

8月21日(金)
【三宮 鍼灸・整体院ひわたし】の樋渡です
いつもありがとうございます。

さて、先日のブログで、柔らかいマットレス(低反発も含む)は 『深い質の良い睡眠にすばやく長く入っていれる事』という良い寝具の条件からは外れることになるとお話いたしました。

【柔らかいマットレスはアンチ安眠なのです】

 

ですが、柔らかいマットの方が喜ばしいという方もいます。

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深い安眠には、ある程度の硬さのマットレスがいいのですがその理由は体が沈みこまないので、自由な寝返りができるからです。

でも柔らかいマットレスを使う方が良く寝れるという方もいますね。そういう方は硬いマットレスで寝るとどうなるのか?

 

『寝ていると腰が痛くなる』

慢性的な腰痛持ちの方ほど、こういった意見が多くなります。なぜ、腰痛持ちの方たちなのか?と言うのには理由があります。

慢性的な腰痛の方はたいていの場合、姿勢にも問題があるからです。

 

腰痛持ちの方は腰が痛む事で腰をかばうような生活になってきます。そういった状態が長年つづくとだんだんと姿勢がおかしくなってきてしまうんですね。

 

逆の場合もあります。
普段からのクセで姿勢が悪く、腰痛を引き起こしてしまっている方です。

 

腰痛持ちの方の多くは反り腰や受け腰と呼ばれる腰の状態になります。
骨盤と背骨の位置関係が悪くなり、筋肉や関節に無駄な負担をかけて腰痛になります。

でも寝る時は寝転がっている状態なので腰に体重などの負荷はかかっていないのでは?なのにどうしてなのかと思うかもしれませんね。

 

骨盤と背骨姿勢が保たれているので骨盤と背骨の位置関係が崩れてしまっている場合、姿勢までも悪くなってしまっているんですね。

 

いわゆる猫背などの状態です。

 

こういう方たちが硬めのマットレスに寝ている場合、体が沈みこまないので丸まっている背中が普段よりも伸ばされるのですね。

 

普段から腰痛がない健康的な骨盤と背骨の関係の方は日常生活で疲労して縮こまった筋肉や関節が伸ばされて、いい位置に保たれるように自然と矯正されます。

なので寝ている間に体が回復して、起きたらスッキリしています。

 

しかし、慢性の腰痛持ちの方は腰の周りや背中の筋肉が悪い姿勢によって硬くちぢこまっているのが普通になっています。

 

その硬くちぢこまった状態で硬いマットレスで自然矯正されていくと、固まっている筋肉によりうまく矯正されず体にひずみが生まれてしまいます。

そして痛みがすでに出てしまっているひずみが強いところにはより大きな痛みとして出てきやすいのです。

 

ここから長時間丸くなった背中を伸ばされ続けると腰に痛みを感じ始めてしまいます。

 

こういった経緯から、背中の丸くなってしまっているような方にとっては柔らかく体が沈みこみ、背中などが伸ばされない状態で睡眠をとった方が翌日の朝は腰が痛くないので柔らかいマットを好むのですね。

 

でも、これでは自然な寝返りができずに睡眠の質は低下してしまい、なかなか体調などもスッキリしませんし体の回復する力も思うように発揮されないので慢性の腰痛が自然と治ってゆくことはむずかしいと思います。

 

しっかりと治療を受けて、まずは腰痛をしっかりと治すことが体全体で考えた場合は良いと思います。

 

柔らかいマットレスじゃないと翌朝腰が痛いという方はしっかりと腰を治してから、少し硬めのマットレスで
質の高い深い睡眠をとる様にしたほうが、腰の痛みと付き合う将来よりも明るい未来になると思いますよ!

 

 

それでは今日も健やかにお過ごしください。

 

 

鍼灸師・柔道整復師 樋渡聰介 監修
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