【三宮 鍼灸・整体院 ひわたし】の 院長 樋渡です
パソコンやスマートフォンなどのデスクワークやモバイル操作で肩がこっている
という人が増えたことによって、肩甲骨と肩こりの関係がけっこう知られる所となったのではないでしょうか。
【肩甲骨を動かしても肩こりが治らないのは??】
肩甲骨を動かすと、肩コリに良いというのは確かなことなのですが、
広く知られるようになった割には、なぜ肩甲骨を動かしても肩こりの人が減らないのでしょうか?
実は現代の肩こり解消に必要なのは、肩甲骨の動きだけでは不十分なのです。
現代の肩コリは腕のことも考えましょう
肩甲骨はけっこう面積が大きい骨ですが、
実は関節としては、鎖骨としか繋がっていません。
ほとんど首や背骨に繋がる筋肉が引き上げているだけで
胴体との関節は細い鎖骨でしか繋がっていないんです。
肩の脱臼は聞いても肩甲骨の脱臼なんて聞いたことないでしょ?
それくらいガッチリ筋肉で場所を固定させているんですね。
さらに、肩甲骨は肩の関節から下へと続く、腕一本を支えています。
腕一本は筋肉量の差で個人差がありますが、3~5kgくらいあります。
肩甲骨はほとんど筋肉で支えられていますから
肩甲骨を支えている筋肉は同時に腕も支えている事になるんですね。
この話を聞いただけでも、もう肩がこってきそうですね(笑)
結構な負担が肩甲骨周りの筋肉にはかかっているということです。
なぜ現代の肩コリには腕を考える必要があるのか?
最近はスマートフォンやパソコンで腕の筋肉を気付かないうちに
酷使して疲労してしまい硬くなっている事がよくあります。
筋肉は硬くなると縮んできますので、肩甲骨と腕をつないでる筋肉が肩甲骨を下にひっぱる
ように力が働くんです。
そして、
下に引っ張られると、上に引き上げないと
腕ごと肩甲骨が落っこちてしまいますから
肩甲骨を引き上げる為に、肩甲骨と首をつなげている筋肉や、
背骨と肩甲骨をつなげている筋肉が頑張って引き上げるように働くんです。
この状態が続くことによって、肩甲骨まわりや、首の筋肉が疲労して
肩のコリや首のコリとして現れるんですね。
肩や肩甲骨の周りの筋肉を揉むと気持ちはいいのですが、
その時だけで肩のしんどさが本当にスッキリする事はないんですね。
この場合の原因は腕の筋肉疲労による肩甲骨の引張りですから、
腕の筋肉へのアプローチが効果的です。
自宅ケアをするなら?
自分で出来る自宅ケアとしては肩甲骨周りの筋肉にアプローチするよりも、
腕の筋肉なので二の腕や、肘から手首までの筋肉をストレッチしてあげるのがいいという事になります。
(写真は二の腕の裏のストレッチです)
予防を考えるなら?
また、予防を考えるなら、
パソコン、スマートフォンなどを扱うときに、肘が安定するように工夫してみてください。
パソコンをする時は、出来るだけデスクを広くとり、
両肘をついた状態で作業してみる。
そこまでスペースが取れないなら、
肩から肘までを真っ直ぐに下して、肘の関節を90度に
曲げた角度で保てるようにキーボードを身体に近づけて
作業してみてください。
スマートフォンを使う時は、
肘を身体に付けて安定させて腕への
負担を減らしてください。
この時、スマートフォンは目線の高さまで
持ってきてくださいね。
うつむいた姿勢では、首が痛くなってしまいますので。
(これが原因で首の痛みの症状が出ている方は多いですよ)
現代の肩こりは、身体全体よりも手先で行う作業が多くなり、
腕の力を知らないうちに使っている事が増えていることが原因の事がよくあります。
頑固な肩こりになっているデスクワーカーの方はぜひ実践してみてくださいね!
まとめ
・肩甲骨を動かす事は肩こりに効果的ではあるが、肩甲骨だけでは十分でなく、
腕の疲れを意識することが重要。
・自宅ケアは腕全体のストレッチ、日々の予防なら肘を安定させてパソコン、スマートフォンを使う。
それでは今日も健やかにお過ごしください♪
鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修
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