【　春の眠気はあなたのせいではないんですよ　】

投稿日 2017年3月24日
更新日 2021年2月5日
著者 cure-hiwatashi
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カテゴリー自律神経

3月24日（金）

三宮鍼灸・整体院　ひわたしの樋渡です。
いつもありがとうございます♪

春になってきて最近は気温の変化が大きいですね。
実は気温の変化は体にけっこうな負荷をかけている事があります。

・昼になっても眠気がとれない。

・休日には思った以上に寝すぎてしまう。

・食後の睡魔がきつくなったように感じる。

・何だか気力がわかない。

など、思い当たることがあれば気候の変化に体がついて行っていないせいかもしれませんよ。

気温の変化に合わせて体温を調節できるのが哺乳類のいい所なのですが、この体温の自動調節を行ってくれているのが自律神経になります。

自動調節なので心臓と同じように寝ているときでも働いてくれています。

もしかすると自律神経と言われてもピンとこない方も多いかもしれませんが、自分の意志と関係なく周りの環境に最適な体の状態を保とうとしてくれる体の仕組みの１つが自律神経です。

暑くなって体温が上がれば汗をかいて体を冷やし、寒くなれば毛穴を閉じて体温が逃げないようにしたり、朝になれば目がさめて、夜になれば眠くなるなどの体内時計も全身に張り巡らされている自律神経の働きです。

入学や入社などの環境の変化といった、精神的なストレスという数字では表せないような刺激であっても体の筋肉を硬くして見えない刺激から体を守ろうと活動しています。

しかし、自動的に働いてくれるといっても体の一部であることに変わりはありません。
なので、気温の大きな変化や精神的なストレスが加わり続けてしまうと自律神経の活動が増えることで気付かないうちに体力を使ってしまっているんですね。

そして運動をした後と同じように疲れてしまい、体力の回復のために休息を欲しがって眠気を起こすことがあります。

春は朝晩や屋内外といった気温の変化も大きく、卒業、入学、入社、転勤、など生活環境の変化も機会も多くなります。

そういったことから自律神経が活発に活動して気付かないうちに体が疲れてしまっている事もあるんですね。

【自律神経が疲れているのかも？】

もしもそう感じるのであれば、気温や風の強さなどの自然環境と、学校や会社などの生活環境の変化をなるべく感じない時間を作って体と気持ちを休めてあげることがお勧めです。

《あえて出かけない日を作る》
屋外では気温や風の強さの変化で自律神経は活発に働きます。

休日は出かけずに温度調整をした室内でゆっくり過ごし、消化にいい食べ物で内臓も休めてあげるのもいいと思います。体力の回復に努めるようにあえてお出かけしない事も時には大切です。

しかし、体内時計がくるわないようにカーテンは締め切らずに日光は浴びるようにしておきましょう。

《ゆっくりと入浴》
気温の変化から春に多いのは知らないうちに体が冷えてしまって自律神経がうまく働けない状態になっていることがあります。

昼間は温かいので薄着でお出かけして、夜になって気温が下がってくると『少し寒いかな？』と感じながらも、肌寒い状態で数時間過ごしてしまうこともあるでしょう。

そんな時は思ったよりも体が冷えてしまうことが多くみられます。

冷えは自律神経の働きを鈍くさせてたり狂わせたりしてしまいます。疲れている状態ならなおさら自律神経は上手に働けなくなってしまいますよね。
なので、しっかりと湯船で体を温めて体温を上げて自律神経が働きやすい状態にしてあげることで体力の消費を減らすことも大切です。

ちょっとご自身の周りの環境を安定させてあげると、自律神経の働きすぎによる疲れも回復してくれます。

体を動かすことで刺激を与えて自律神経を安定させる方法もありますが、刺激が多すぎるような時はゆっくり過ごすことも大切と思います。

ゆっくり過しても、どうも眠気がきつい、疲れがとれない、気力がわかないのが続くのであれば自律神経や体力の回復に治療が必要な場合が考えられます。

そんな場合には体の働きを正常にもどす鍼灸治療が効果的な場合が多くあります。

当院では整体と鍼灸を同時に受けて治療の相乗効果を発揮させて体を回復させるような施術を行っています。体のつかれや自律神経の疲れに思い当たる方はぜひご相談くださいね。

それでは今日も健やかにお過ごしください♪

鍼灸師・柔道整復師　樋渡聰介　監修
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