12月22日(金)
神戸三宮各駅から徒歩6分 鍼灸・整体院 ひわたしの樋渡です。
いつもありがとうございます♪
今年ももう10日を切ってきましたね。
年末に向けての忘年会も落ち着いた頃かと思います。
しかし、忘年会といえば座敷でわいわいと楽しむシーンが多くあったと思いますが、床から立ち上がったり、靴を脱いだりはいたりするのは意外とわずらわしく感じたかもしれませんね。
特に、前にかがむと痛いような腰痛をお持ちの方は立ち上がるときや靴の脱ぎはきがけっこう負担に感じることもあったのではないでしょうか?
忘年会もお開きになって、いざお店から外に出ようという時、みんなはスッっと立って靴をはいているのにあなただけ座敷の段差に座って「痛ててっ!」となったりすると
せっかくお酒も飲んでいい気分だったのに何だか一人だけ歳をとってしまったような気分になって少し酔いも覚めてしまったり
「今年の初めに腰痛の改善と運動不足の解消にジムに通おうと思っていたけど実行できなかったな~」
と、年始の事を思い出して実行できなかった自分にちょっと落ち込んでしまったかもしれませんね。
でも、今年はまだ終わっていませんからね。まだできる事はあると思います。
さすがに今からジムに通うのはちょっと難しいかもしれませんが、ご自宅でかんたんにできるストレッチくらいなら初めてみるのも良いのではないでしょうか?
そこで今回は『前にがむと痛い腰痛』のセルフケアをお伝えしたいと思います。
【前かがみの腰痛ストレッチ】内転筋ストレッチ
腰痛となると腰の筋肉のストレッチかと思われるかもしれませんが、前にかがんだときに腰が痛い場合は
腰の筋肉に原因ではないことが多いんですよ。
実は股関節の内側の筋肉が硬くなっていしまっている事が腰痛を起こしている場合があるのです。
それが太ももの内側にある『内転筋(ないてんきん)』です。
この内転筋が硬くなって伸び縮みができなくなると骨盤が引っぱられて腰が反った状態になってしまいます。
前にかがむ動きはその腰が反った状態で腰を前に曲げようとするのでかなり無理な動きになります。
腰を後ろに反らせる動きと前に曲げる動きを同時にする事になるのでやろうと思ってできる動きではないですよね。
こういった体の構造からも無理な動きになってしまうので腰の痛みが起こってしまうんですね。
ではそんな硬く縮こまってしまった内転筋をやわらかく柔軟にして前にかがんでも大丈夫な腰になるためのお勧めのストレッチは・・・
『また割り』です。
あなたもやったことがあるストレッチと思いますが、実は内転筋をストレッチするには少しコツがいります。
コツ①まずは両足先を開かずに足裏を合わせるようにしてください。こうすることで股関節にひねりの動きができ内転筋をしっかりストレッチできる角度になります。
コツ②腰を立てて下腹を前に出す。
腰が後ろに引けてしまっては内転筋は上手にストレッチする事ができません。下腹を前に出すようにして骨盤を立ててください。
筋肉が硬くてつらい場合は座布団などを折ってお尻に敷いて床との段差を作るとラクにできます。筋肉が柔らかくなってくれば床でもきるようになってきますよ。
決して反動はつけずにゆっくりと体を骨盤ごと前に倒します。
15秒~20秒かけてジワ~っと伸ばしていってください。
10秒休憩したらまたジワ~っと15秒~20秒かけて伸ばしてゆきストレッチします。
これを1セットとして3セットを1日に2回くらいを目安にまずは1週間は続けてみてください。
このジワ~っと伸ばすのは全てのストレッチに共通で、地味ですが効果的です。
無理やり強くストレッチをしてしまうと、逆効果で硬くなる場合もありますしケガにつながることもありますのでご注意くださいね。
これからお正月で久しぶりに親戚で集まることもあると思います。
人数が多ければ座敷に通されることもあるかもしれません。そんなときにあなたがスッと立つ姿をみた親戚のおばさんは『いつまでも若いわ~!』なんて言ってくれるかもしれませんよ。
来年を気持ちのいいスタートにするためにもぜひ腰痛ストレッチをやってみてくださいね。
それでは今日も健やかにお過ごしください♪
鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修
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