5月18日(金)
神戸三宮各駅から徒歩6分 鍼灸・整体院 ひわたしの樋渡です。
いつもありがとうございます♪
蒸し暑い日も多くなってきましたね~。
とうとう梅雨、そして夏がやってきますが、そうなるとよく耳にするようになるのが【胃腸風邪】ですね。
そこで今回は
胃腸風邪になってからお家でできる対処法【ペットボトルお灸】について書いています。
子供に多いイメージの胃腸風邪ですが、大人でも免疫力の低下によってかかってしまいます。
胃腸風邪の正式な病名は『感染性胃腸炎』で細菌やウイルスの感染で起こるものだからです。
症状は腹痛、下痢、嘔吐、発熱があり、下痢や嘔吐による脱水症にも気をつけなければいけません。
経口補水液(OS-1など)で脱水を防ぎながらこの方法をおこなうと胃腸風邪の回復が早まり、家族への感染のリスクを減らすことができます。
【胃腸風邪にはお灸】
鍼灸師である私がお伝えしたいことは『胃腸風邪はお灸』ということです。
胃腸風邪のツボ『裏内庭』
鍼灸に使うツボの中でもある特定の症状に対して高い効果が期待できるツボを『特効穴(とっこうけつ)』といって昔から重宝されています。
裏内庭(うらないてい)は足の裏にあり下痢が続く、吐き気、嘔吐などの胃腸風邪といわれる感染性の胃腸炎には昔から効果的といわれているツボで解毒作用を高めてくれると言われています。
【裏内庭の場所】
足の裏にある。人差し指を曲げて指の腹が足の裏につくところにあります。
足の甲側には内庭(ないてい)というツボがあるのでその裏にあるから裏内庭といわれています。
マジックなどで印をつけておくとお灸がしやすくなりますよ。
感染性の胃腸炎は体の中からウイルスや細菌を排出するために下痢や嘔吐を体が起こしていますのでムリに下痢や嘔吐を止めるのではなく、早くウイルスや細菌を排出できるようにすることで下痢や嘔吐の回数をなるべく少なくし、体の負担を小さくして感染から回復するようにしてくれます。
【裏内庭の使い方】
お灸なんてやったことないし、家にないんですが・・・という方がほとんどだと思いますので
裏内庭に『お灸をする方法』、お灸がない場合の『ペットボトル灸』の2つの方法をご紹介します。
・お灸の場合【せんねん灸がおすすめ】
写真は当院で使っている台座灸といわれるお灸の種類ですが、同じ台座灸のせんねん灸がご家庭では扱いやすいと思います。薬局やドラックストアで売られているもので十分です。
裏内庭にせんねん灸をしてゆくのですが、ポイントはしっかりとあついと熱を感じるまで数回にわたりおこなうことです。
足裏は皮が厚く熱を感じにくいので健康な状態でも2~3壮(『そう』と読みます。お灸の数え方です)続けて行わないと熱を感じません。
調子をくずしている時のツボはもっと感じにくくなっていますので、10壮くらいやってやっと感じるかな?というくらいです。
なので胃腸風邪のときには同じところに何度もお灸をおこなうことがポイントです。
熱をしっかりと感じて『熱い』となるのを目安に終了して、1日に1~3回ほど行ってください。
・ペットボトルを使う【ペットボトル灸】
お灸が手元にない、もうお店が閉まっているという場合はホット用の『ペットボトル』で代用もできます。
①空のペットボトルにまず水を100ミリリットル入れてから、沸かしたお湯を200ミリリットル入れるのが目安になります。これでだいたい60~80℃くらいの水温になります。
(写真のお湯の量は軽くするため少なめでやっています。)
お灸の温度は60~70℃くらいなので温度としてはこれくらいで十分です。
※アイス用ではペットボトルが熱で縮みますし、中の気圧の変化でペットボトルが破損してしまうこともありますのでホット用でおこなってくださいね。
②裏内庭に当てる時はツボを狙っているのでペットボトルの角を使ってピンポイントで当てるようにしてください。全体を温めることが目的ではなく、ツボに熱刺激をいれることが目的だからです。
ペットボトルを裏内庭に当てて、熱さを感じればはなして皮ふを休ませてください。
低温やけどを防ぐためにも熱くなくても4~5秒くらいではなしてくださいね。
③これを10分間ほど繰り返してください。10分以内でもツボ以外で足うらが温かく感じてきたら終了してください。
これを1日に3回ほどを目安におこなってください。
写真を撮るついでにせんねん灸タイプのお灸とペットボトル灸との効果の違いを実感してみようと、左足はお灸、右足はペットボトル灸をそれぞれおこないました。
左足のお灸はしっかり熱いと感じるまで4壮おこない、時間は10分くらいです。
右足には同じように10分間ぺっとボトル灸をおこないました。
どちらも10分後には足の指の動きがよくなり、足裏がほんわかと温かく感じられました。
そして、このほんわかした温かさは右足のペットボトル灸に対して左足のお灸のほうが持続時間が長く4時間くらい感じられました。
できればお灸を使ったほうがお灸の成分や熱の伝わり方で効果が得やすいと思います。
【胃腸風邪の感染予防】
胃腸風邪で一番しんどいのはなっているご本人と思いますが、
ウイルス性の場合は家族内の感染を予防することも大切と思います。
手洗い、うがい、マスク、感染した人の使ったものを共有しないようにすることがメインになります。
一緒に住まわれているご家族の方は注意してくださいね。
今回のお灸での胃腸風邪の対処はあくまでご家庭でできることとしてご紹介しています。
感染したウイルスや細菌の種類にもよりますが、2~3日、一週間ほどでだんだんと回復してくることが多くみられます。
しかし、症状が激しい、期間が1週間を超える場合は病院での投薬が必要な場合がありますので受診をお考えくださいね。
それでは今日も健やかにお過ごしください♪
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