神戸三宮各駅から徒歩6分 鍼灸・整体院 ひわたしの樋渡です。
疲れがたまり吐き気がするほど肩がこってしまった、こんな肩こり体質をなんとかしたい!
と吐き気がする程の肩こり体質でお困りの人もいるかと思います。
そこで今回は吐き気がする程の肩こり体質改善!『深いリラックスを得る力みの方法』についてお伝えします。
この方法で素早くリラックスモードに切り替わり、肩こり体質であっても肩こりがやわらいでくるようになります。
最後に強制的にリラックスできる方法を書いていますので、今日から肩こりをマシにしたい!という方は最後までぜひ読んでくださいね。
まずは人間の仕組み、自律神経を知ってみましょう
まずは自律神経の仕組みを知っておきましょう。
自律神経なんていうとむずかしく聞こえるかもしれませんが、ちょっと知ってしまえばそんなにむずかしく考えなくても大丈夫なものです。
自律神経と肩こり、吐き気の関係
肩こりは自律神経の乱れの症状で自律神経の交感神経が活発な状態になっています。この状態が続くことで肩こりが悪化していってしまいます。
自律神経には興奮・緊張状態を作る交感神経と、リラックス・回復状態をつくる副交感神経の二つの種類があります。
この二つがバランスよく作用することで体の中で様々な調整がおこなわれて体は自動で体温の調整や食べた物の消化活動を行っています。
しかし、パソコンやスマホを多用するような生活の場合、脳に伝わる刺激が強くなり興奮・緊張状態を作る交感神経が活発になってしまいます。そうすると興奮・緊張状態になるように指令を受けた筋肉は緊張して硬くなります。
この状態が長く続くことで『筋肉のこり』になってゆきます。
自律神経は二つの神経がシーソーのようになっているので交感神経が活発になれば副交感神経の活動は落ち着いてしまいます。
リラックス・回復状態をつくる副交感神経が活発になることによって消化、吸収、排泄などの胃腸は動くので交感神経が活発な時は消化活動がうまくできなくなります。
こういった自律神経の乱れから肩こりが悪化してゆき吐き気まで引き起こすこともあるのです。
他にも交感神経が活発な間は胃腸の働きは低下してしまうので胃もたれ、胸焼け、胃痛、食欲不振などの症状も起こりやすくなります。
なので、胃腸のトラブルをよく感じる人は、
食べ物が胃に入っても消化できなくなっていますよ、交感神経が活発な状態が続いていますよ、だから副交感神経でリラックス・回復モードに入ってくださいね。
という体からのお知らせでもあるのです。
お話が長くなってきたので次に少しまとめてみましょう。
【吐き気がするほどの肩こり】その原因
吐き気がするほどの肩こりは自律神経の交感神経が活発
肩こりがひどく、吐き気もある場合は胃の調子が悪いだけではなく交感神経が活発になり消化の妨げになって吐き気をおこしています。
なので胃薬を飲んでも改善しないような吐き気は胃だけではなく体全体を見直してゆきましょう。
肩こりからの吐き気はリラックスできていない(副交感神経が低迷している)お知らせ
吐き気がおこるほどの肩こりは胃や筋肉のこりだけでなく、体全体で交感神経が活発になりすぎてしまい、 消化器官をはじめ体全体がうまく機能できなくなっているといえます。1日のうちにリラックスできるタイミングを意識的に作るようにすることも大切です。
リラックスできているか分からない!まずは『力む』を意識
こういったことから吐き気が出るほどの肩こり体質改善にはリラックスして体全体が回復モードに入ることが重要になってきます。
リラックスは簡単に言ってしまえば無意識に入ってしまっている力を抜くことです。しかし、交感神経が活発になっている人は知らない間に力が入ってしまっています。
そうするといざリラックスしようと思っても自分では力を抜いているつもりなので、本当にリラックスできているのか分からなくなってしまいます。
そこで無意識に入っている力を強制的に抜いてリラックスする方法として、力を抜くとは逆の力を入れて『力む』を意識的にやってみるんです。そうすると力むのをやめた時に今まで無意識にはいっていた力も抜くことができリラックスできるようになります。
では次にその『力み方』をお伝えします。
3ステップ!リラックスのための「力み」の方法
まず、この方法はとても効果的なのですが、正しく行えないとただしんどいだけになってしまいますので注意が必要です。
それと心臓に持病のある方、お医者さんに高血圧で運動を控えるようにうように指導されている方は心臓に負荷がかかりますので行わないようにしてくださいね。
立って行うよりも寝転がって行う方がやりやすいと思います。
①息を吸いながら体全体に力を入れます。全身にくまなく力を入れましょう。
うまくできないと感じる場合は手や脚などどこか一部分から力を入れて順番に全身に力を入れて力むようにしてゆきます。
②全身に力が入って力めたら、次は息を吐きながら入れた力を抜きます。
全身くまなく力を抜きましょう。
③これを10回ほど繰り返します。
呼吸を意識しておこなうのがポイントです。途中で息を止めないようにしてくださいね。
この力みからの強制リラックスで副交感神経が活発になれるように準備をしてから信頼できる専門家、例えば東洋医学を知る鍼灸師、アルバイトではなく本職で体の仕組みをしっかり理解している整体師、自律神経をしっかりと意識できているマッサージ師などに施術を依頼するのがおすすめです。
体についてしっかりと勉強して体の副交感神経を活発にすることに長けているプロフェッショナルなので興奮・緊張状態の交感神経からリラックス・回復状態にシフトさせることができます。
施術を受ける前からリラックス・回復状態になっておけばより効果的に施術の効果もアップしますので次の日の朝までに体の回復幅を大きくしてくれますよ。
リラックスのための「力み」が行えない時は
自律神経と肩こりの関係が分かるだけでも肩こり解消に一役かうことができると思います。しかし、心臓や血圧の問題で力むことをお医者さんに止められているという人で肩こりでお困りの場合もあるかと思います。
そんな場合は、まずはゆっくり15分ほどお風呂に浸かることからやってみましょう。
そしてベッドに入ってからゆっくりと深呼吸して空気がくまなく全身に巡ってゆくイメージをしてゆきます。それだけでも交感神経が落ち着いて副交感神経が活発になりはじめます。
リラックスのための力みの方法よりも時間はかかるかも知れませんが、これでも副交感神経が活発になり睡眠の質が上がるので一日の睡眠による肩こりの回復幅が大きくなってくれますよ。
鍼灸師 柔道整復師 樋渡聰介 監修
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